赤兎山 2004年6月3日
1628.7m
登山口(6:35)---小原峠(7:10)---山頂(7:40)---赤兎平(8:00)(8:45)---山頂(9:10)(9:40)---登山口(10:50)


赤兎平と白山・別山・三ノ峰

口三方岳に向かう途中、小原林道はどうなっているか確認のために立ち寄る。ゲートが開いていて、通れる。迷うことなく予定を変更して、赤兎山に登ることにする。

赤兎山は、福井では荒島岳に次いで人気の山。荒島岳は一年中いつでも登れるが、赤兎山は小原林道が通れる6月頃から11月頃までしか登れない。

林道終点の駐車場に車を停め、登山道に向かう。この登山道は、小原峠までは昔の白山越前禅定道の一部。沢沿いの道を登ると、黄色いリュウキンカが群生している。また、沢にはワサビ田があり、白い花を咲かせている。
リュウキンカ ワサビ田
小原峠に着くと、道が分岐する。左に行くと大長山、赤兎山は右だ。ここからはブナ林の中の急登だ。ブナを眺めながら、高度を上げる。途中で振り返ると、ブナの木の間から大長山が見える。ここから眺める大長山が大好きだ。

大舟分岐で経ヶ岳を眺めた後は、山頂へ一直線。
ブナ林の登り ブナ
大長山 大舟分岐から望む経ヶ岳
山頂からは360度の展望。白山は目の前。遠く御嶽山も望める。赤兎山の良いところは、展望だけではない。赤兎平に広がる高層湿原が素晴らしいのだ。7月にはニッコウキスゲやササユリの花が咲く。池塘を覗くが、モウセンゴケはまだ見えない。


赤兎山頂と白山・別山

赤兎平と避難小屋 池塘
避難小屋を過ぎて少し行ったところが、白山展望に最高の場所だ。いつもは双眼鏡を持って来て白山をじっくり観察するのだが、今日はここに来る予定でなかったので、持って来ていない。それでも室堂は肉眼で見える。

ここには今日で23回も来ている。そのためほとんどの山が同定できる。先週登った三ノ峰、昨日登った銚子ヶ峰・一ノ峰そして今春残雪の時にスキーで縦走した薙刀山・野伏ヶ岳。

山頂に戻り、もう一度じっくり展望を楽しんでから、下山。途中で名古屋から来た人と話を交わす。おいしい山ウドの味噌漬けの作り方を教わった。


白山

別山・三ノ峰 手前が願教寺山・中央左が銚子ヶ峰