芦生の森・三国岳 2004年11月14日/曇り
太古の森を行く
生杉登山口(8:40)---地蔵峠(9:05)---上谷---杉尾峠(10:30)(11:05)---上谷---枕谷---三国岳(12:35)(12:50)---生杉登山口(13:05)

6時10分に福井インターの近くで高村さんをピックアップし、滋賀県の朽木村生杉に向かう。8時30分に生杉に着くが、もう10数台の車が林道脇に止まっている。

ゲート脇から林道に入り、25分ほど歩いて地蔵峠に着く。地蔵峠からしばらく杉林を歩く。杉林を抜け、上谷の穏やかな沢筋を歩く。沢を覗くと、小さな魚が何匹も。沢筋にはミズナラ、サワグルミ、栃の巨木が続く。まさに太古の森の様相を呈す。自然の素晴らしさに圧倒される。しかしよく見るとナラ枯れに侵されたようなミズナラが目に付く。このような素晴らしい森も病魔に侵されて行くのだろうか。

沢の水が徐々に少なくなり、沢の源頭に着く。杉尾峠は目の前だ。杉尾峠から少し上がったところで休憩。若狭の山や海を眺めながら食事を済ます。

来る時には静かだった森が、帰りは多くのハイカーが押し寄せて賑わっていた。









地蔵峠の手前で枕谷に入り、三国岳に向かう。枕谷も上谷と似た雰囲気がある。分岐から15分ほどで沢を離れ、三国岳への登りに差し掛かる。本日初めての登りらしい登りだ。

山頂に着くと、すぐ百里ヶ岳が目に飛び込んでくる。早速地図を取り出して山座同定を楽しむ。福井県側は雑木で見晴らしがよくないが、滋賀県側はよく見える。琵琶湖の向こうに金糞岳、伊吹山、霊仙山。そして思いもかけず、近くに武奈ヶ岳が見える。

急な下りを何度も滑って転びそうになりながら、登山口に着く。林道脇にはバス3台を含み50台近くの車が止まっている。

下山後、朽木村により蕎麦を食べてから家路に着く。