船越ノ頭金山沢2013年5月5日(日)/晴れ
猿倉(5:20)---金山沢出合(6:00)---金山沢1890m(7:10)(7:30)---船越ノ頭(10:00)(10:30)---金山沢出合(11:20)---猿倉(11:35)


金山沢

僕にとって5月の定番はなんといっても白馬。
さて、今回はどこを滑ろうか。
介護のことがあるので、
あまりリスクのないところがいいかな。
大雪渓、鑓沢、金山沢…う〜ん、迷うな。



白馬も今年は雪が多い。
いつもなら長走沢出合のこのあたりでは水流が出ているのだが、
今年は完全に埋まっている。



よし、今日は久しぶりに金山沢にしよう。



わ〜お、大雪渓は2号雪渓から出たデブリが、
白馬尻の上あたりまで延びている。



金山沢で荒れているのは
金山沢出合から一段登ったこのあたりだけ。



今日は放射冷却で雪面はガッチガチ。
下部は緩斜面なので、クトーがなくても登れる。
クトーつけても、
クトーが刺さらないほど硬い雪面なので、かえって邪魔か。



日が差していても思ったほど斜面は緩まない。
斜面が急になる手前で
もう少し雪面が緩むまで休憩しよう。



休憩後クトーをつけて登高を再開。
やっと急斜面を登りきり船越ノ頭が見える台地まで上がってきた。
船越ノ頭はここからはさほど急には見えなかったので、
直接山頂に登り詰めるつもりっだのだが、
近づくにつれ急でしかも斜面が緩んでいないので断念。
結局、右の比較的斜度の緩いところから
稜線に乗り山頂に向かった。
稜線も急なところがあり、スキー登高では不安なので
一度スキーを脱ぎツボ足キックステップで登った。



ふ〜、やっと船越ノ頭に到着。
目の前には小蓮華山が聳える。
白馬岳は小蓮華山の裏で見えない。
左後方に見えるのは杓子岳と鑓ヶ岳。



船越ノ頭からの滑り出しは結構急。
問題は斜面が緩んでいるかどうかだ。
ストックでツンツンしてみるがまだ緩んでねー。
あ〜あ、後1時間ほど遅く出発すればよかったなあ。



結局、緩むのを待ちきれずに滑り始めたが、
斜面が緩んでないせいでびびってうまくターンができない。
おいおい
へったぴ〜スキーヤーはもっと安全なところを滑らなきゃ。
ということで
左の方へトラバースし新雪が乗っているところを滑り降りた。
ところがそのまま滑り続けたため栂池自然園の方へ行き過ぎてしまった。



あわてて方向転換。
この後もしっかり地形を確認しなかったため
一番おいしい斜面を外してしまった。



なんとか金山沢に合流。
おっ、カモシカ君が横断している。
ちょっと脅かしてやるか。
いえ〜い、一気に滑り始めたが、
あっという間に姿が見えなくなってしまった。



楽しかった滑りもデブリが出てきたところでおしまい。
今回も無事戻ってこれた。めでたし、めでたし。

GPS軌跡

赤---登高   青---滑降