八経ヶ岳 2005年11月13日(日)/快晴
1914.9m/修験道の霊地を行く
行者還トンネル西口(5:50)---奥駈け道出合(6:30)---弥山(7:45)---山頂(8:05)(8:40)---行者還トンネル西口(10:15)


八経ヶ岳から望む雲海

2週間前に大台ヶ原に登った時に、次は大峰山に登ろうと決めていた。
大峰を代表する山には、稲村ヶ岳、山上ヶ岳、大普賢岳、八経ヶ岳などがあるが、
まずは最高峰の八経ヶ岳に登ることにする。



今日も静かな山登りを堪能するために、早朝未明に登り始める。
急坂を登りきり、奥駈道出合に出ると…
日の出だ。



日の出で奥駈道が赤く染まる。



弁天の森の苔むした倒木も朝日に染まる。



理源大師像のある聖宝ノ宿跡から弥山へは聖宝八丁と呼ばれる急坂。



標高差約350mをジグザグに登る。
すっかり葉を落とした木々の中を歩きながら、
春に登ったらきっと鬱蒼とした感じなのだろうと思う。



登りの途中で大台ヶ原の雄大な姿が遠望できる。
少し霞んでいるのが残念。



弥山小屋から雲海を眺めながら弥山山頂に向かう。



弥山山頂には天河弁財天社の奥宮がある。



弥山小屋に引き返し、八経ヶ岳を目指す。
一旦、古今宿と呼ばれる鞍部に下り、
柵で覆われたオオヤマレンゲ保護地を通り抜け、登り返す。
熊が通れないように設けられたフェンスをいくつか潜り抜け山頂に着く。


仏生ヶ岳・釈迦ヶ岳

広がる雲海、大峰・台高の山々、青い空
厭くことのない眺めだ。



単独の先行者が去ると、たった一人の静かな山頂。
谷を見下ろしながらのんびり朝食をとる。


弥山と右奥に大普賢岳

朝食が済んだ頃に単独の男性が到着。
大阪の方で大峰の山をあちこち登っておられるとのこと。
見える山々の名前や特徴などを教えていただく。



下山すると、行者還トンネルの駐車場は車で埋まっていた。
帰りはトンネルを抜けて上北山村に下る。
ちょうど紅葉が見頃で、快適ドライブとなった。