白山赤谷2013年4月28日(日)/晴れ
市ノ瀬(5:30)---別当出合(6:40)---甚ノ助避難小屋(8:50)---トンビ岩(11:10)---南竜(11:35)---赤谷1350m(12:30)---南竜(15:35)---別当出合(17:10)---市ノ瀬(18:25)


別山を背に

あーっ、またやったー!
市ノ瀬でMTBを車から降ろしたところで
鍵を忘れてきたことに気がついた。
しゃあない、歩くか。
MTBを車に積みなおしてると、Obaさんが声を掛けてくださった。
Obaさんは南竜泊まりだそうだ。うらやまし〜な。
Obaさんの話ではYAMAさんたちが湯の谷を滑るため30分ほど前に出発したとか。
そっかあ、湯の谷もいいなあ。



別当出合に着くと、
ちょうど数人のグループが踏板のない吊橋を渡っているところ。
YAMAさんたちだ。



ツアーの雰囲気が出ていていいな。



予報より天気がいい。
う〜ん、気持ちいいや。



新雪で山がめっちゃ綺麗だ。
去年の今頃は雨溝でガタガタだったのと比べると雲泥の差だ。



エコーラインの上部に出るこの斜面は
いつもならクトーをつけていても怖いのだが、
今日は新雪のおかげで全然怖くない。
つい調子に乗って一気に直登気味に登ったら、
ギャーッ!足がつったー!



無理せずちょっと休憩。



エコーラインに出ると、寒っ!
強い北西の風が襲う。
最初はYAMAさんたちと湯の谷を滑るつもりだったが、
この風で軟弱者のおいらは一気に気が変わり
南竜から赤谷に行くことにした。
みなさん、気をつけて行ってきてください。



展望歩道沿いから南竜ヶ馬場に滑るつもりだったが、
あまりの強風でシールが剥がせずギブアップ。
トンビ岩まで移動し、岩で風を避けてなんとかシールを剥がす。



南竜まで滑ってくると、
Obaさんたちが雪で埋まった避難小屋の除雪の真っ最中。
お手伝いしたいけど、
たぶん赤谷を登り返さなければならないので、
失礼しま〜す。



別山に向かう登山道付近から赤谷にこっそり侵入。



斜度15〜20度程度の滑りやすい谷だ。



いや〜ん、谷がだんだん険しくなってきた。



げっ、谷が割れてる。
ここでギブアップすれば良かったのに、
欲をかいて徒渉。
ジャブ、ジャブ、冷て〜。



さあ、あとどれだけ滑れるかな?



わっ、さすがにこれは駄目だ。
Give up!
帰ろう、帰ろう。



ひ〜、登り返しが辛い!もう太腿がパンパンだ。
今日はそんなに暑くならないだろうと、
ハイドレーションシステムにそれほど水を入れてこなかった。
その水が切れた。
さっき徒渉の時に補充すべきだった。



Oh!天の恵み、雪解け水だ。
ごくごく、う〜ん、冷たい。
甘露、甘露、生き返ったぞ。



さあ、気力回復…でも体がついていかない。
最近2週間ほど家に引きこもって体を動かさなかったもんなぁ。



長い谷歩きに飽きて一気に高度を稼ごうと
尾根に取り付いたが、この斜面が見た目よりも急。
ひえ〜、太腿がやばい!



はー、はー、なんとか稜線にたどり着いた。
左の谷は万才谷だから、
釈迦新道に戻るにはこの谷を迂回しなければならない。
釈迦新道まではまだ30分ほど掛かりそうだな。



やっと釈迦新道が見えた。
時間は4時、これで暗くなる前に市ノ瀬まで戻れそうだ。
さあ、シールを剥がして滑る前にエネルギー補給。



さすがに4時にもなると気温が下がりだし、
表面が薄く氷り始めている。
でもこの雪質が意外にも滑りやすく、
本日最も快適に滑れた。



パンパンになった太腿をかばいながらの滑りなので、
快適ではあるが結構辛かった。
でも、本当に辛かったのは兼用靴での車道歩き。
市ノ瀬までが長いこと長いこと。
ま、たっぷり楽しんだんだから仕方がないか。

出会った方々のHPおよびブログ
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