爺ヶ岳〜針ノ木岳扇沢より周回2019年8月17日(土)/晴れ
扇沢(0:20)---爺ヶ岳(4:10)(4:20)---新越山荘(7:00)---赤沢岳(8:15)---スバリ岳(10:00)---針ノ木岳(10:45)(11:00)---針ノ木峠(11:35)---扇沢(14:10)


スバリ岳

台風一過、久しぶりに遠出するぞ。
未踏の山に登り、未踏の稜線を歩きたい。
前々から狙っていた百高山の連なる爺ヶ岳〜針ノ木岳間を踏破しよう。



深夜、扇沢の無料駐車場を出発。
ヘッドランプを点けて柏原新道を登る。



稜線上の種池山荘に到着。
すぐ爺ヶ岳に向かうが、稜線は風が強い。



爺ヶ岳は北峰・中峰・南峰の三峰からなる。
その中で一番高い中峰に登る。
まずは未踏の百高山の一つを踏破。



ここで御来光を拝む積もりだったが、
まだ日の出までに1時間ほどある上、風が強くメッチャ寒い。
寒さに耐えられず、御来光は断念。



南峰と月



爺ヶ岳を振り返る。中央が中峰、手前が南峰。



鹿島槍方面は雲がかかる。



種池山荘とこれから歩く稜線。
左端、雲のかかるのが針ノ木岳。結構遠いじゃん。



眼下は扇沢。まだ雪渓が残る。



山や雲が赤く染まり出した。



日の出が始まったかな。



清々しい朝だ。
下界にいれば、クーラーの効いた部屋でコーヒーを飲みながら新聞に目を通しているころだ。



道は歩きやすい。
高山植物を眺めながらのだらだら歩き。



立山や剱岳の眺めを期待していたのだが、雲がかかる。
台風の影響が残っているのかな?



イブキジャコウソウ



次のピーク岩小屋沢岳。
早朝のため出会う登山者は全くいない。
次のピークも貸し切りかな。



岩小屋沢岳から稜線を望む。
手前から新越山・鳴沢岳・赤沢岳・スバリ岳・針ノ木岳。
アップダウンが連続する。辛そう。



新越山を過ぎると、眼下に新越山荘が現れる。



新越山荘前で針ノ木岳から扇沢まで俯瞰。
二俣付近から下に見えるのが針ノ木雪渓。
すっかり雪渓が小さくなっている。



午前七時小屋泊まりの単独女性が出発。
荷物が重そう。どこまで縦走するのだろう。



鳴沢岳の登り。岩場が増えてきた。



ふ〜、歩き始めて7時間以上。疲れて来たよ。



赤沢岳に向かうあたりからぽつりぽつりと登山者に出会うようになった。



本日2つ目の百高山赤沢岳に到着。



歩いてきた稜線。
手前から鳴沢岳・岩小屋沢岳・爺ヶ岳。



さあ、ここからが正念場。礫の道や岩場が続く。



疲れているから滑落に注意。気を抜かずに行かなくっちゃ。



稜線歩きの終盤に来てこの眺め。
あの峰(スバリ岳)を越えて行けば終着点の針ノ木岳だ。



後方に赤沢岳…



前方にスバリ岳。



コマクサ



う〜ん、これを登るのか。もうバテバテなんですけど…。



ひ〜、着いた。本日三つ目の百高山スバリ岳。



残る百高山あと一つ、針ノ木岳。



スバリ岳と赤沢岳



まもなくマヤクボノコル。
マヤクボノコルには今シーズン山スキーで来たが、
その時は山頂に行こうとも思わなかった。
だけど今日はあのピークを踏まなければ登山口に戻れない。



シコタンソウ



山頂手前で花のお出迎え。うれしい!



来た〜!針ノ木岳。ピークを踏むのは2度目だけど、ハッピー。



今日はとうとう立山にかかる雲はとれなかった。



右端の爺ヶ岳からこの針ノ木岳までいくつものピークを踏んだ。
疲れたけど、楽しい稜線歩きだった。



山頂にどんどん登山者が増えてきたので、席を譲ろう。



初めて針ヶ岳に山スキーに来た時、ここからエントリーした。
今思うと、ヘタッピースキーヤーのくせによく滑落しなかったものだ。



針ノ木岳・マヤクボノコル・スバリ岳
今シーズン滑ったあたりにまだ雪渓が残っている。



眼下に針ノ木峠



針ノ木峠に向かって次々と登山者が登ってくる。



二俣から針ノ木岳を見上げる。
山スキーでマヤクボノコルに向かって登ったが、辛かったな。



針ノ木雪渓を渡って左岸の道を行く。



途中で右岸に渡り、また左岸に渡って…



大沢小屋を経て扇沢に向かうのだが、バテバテで扇沢はるか遠くに感じた。



戻って来た〜。
移動距離は約23.7km、消費カロリーは7356kcal。
移動距離の割には消費カロリーが多い。
前々回の白山・別山縦走は23kmで5060kcal。
その時と比べると、2000kcalは多い。
それだけハードだった訳だ。

GPS軌跡