金糞岳 2004年10月28日/快晴
1317m/滋賀県浅井町
林道出合(7:25)---山頂(8:35)(9:30)---岐阜県側登山口(10:05)---林道出合(10:35)


金糞岳

金糞岳は経ヶ岳、赤兎山そして銀杏峰などの奥越の山からもよく見える山で、ずっと気になっていた。

高山キャンプ場から鳥越林道に入ろうとすると、通行止めの看板。ところがその隣に「通行されても、責任は持ちません」の文字。ということは自分で責任を持てば、通っていいのだろうと勝手に解釈し、林道に入る。工事現場を過ぎ、中津尾根の2度目の林道出合に車を止める。

登山道は所々笹が覆っている。中には背丈ぐらいの笹が覆っているところがあり、朝露で全身が濡れる。

小朝の頭に着くと、金糞岳の山頂が見えるようになる。小朝の頭からすこし下ると、右から岐阜側の登山道が合流する。鞍部付近からはブナの木が目立つ。ブナの木の調査中らしく、ブナの木にはテープがつけてある。
山頂には1時間10分ほどで着く。展望はさほど悪くない。さらによい展望を得るため木に登って見る。伊吹山や琵琶湖がよく見える。琵琶湖に浮かぶ竹生島、その後方、琵琶湖の対岸にある山は比良の武奈ヶ岳だろう。

木から降りて、福井方面に向かって座り、山座同定を楽しむ。目の前に蕎麦粒山、その右後方は能郷白山、左後方は姥ヶ岳そしてさらに後方に白山、別山が聳える。赤兎山や経ヶ岳の稜線は後ろに控える白山が大き過ぎて、判然としない。

左に目を移すと、銀杏峰、部子山、冠山、笹ヶ峰、美濃俣丸、三周ヶ岳、三国岳などの馴染みの山が一望できる。目を戻して、今度は右に目をやると、小津権現山、花房山、雷倉が聳える。そして小津権現山のずっと後方には雲の上に浮かんだ御嶽山。

山座同定をたっぷり楽しんでから下山。
霜が降りた山頂・後方の木に登る 笹の中に立つ木


蕎麦粒山、最奥は白山


小津権現山、後方雲の上に浮かぶ御嶽山


木に登り、竹生島、武奈ヶ岳を望む

帰りは貝月山や伊吹山を眺めながら、下りる。分岐で岐阜側の登山道を下る。5分ほどで鳥越林道に出る。ここから登れば、山頂まで40分ほどで登れそうだ。

鳥越林道は舗装された立派な林道。紅葉の写真を撮りながら、鳥越峠を越え、車を駐車した林道出合まで戻る。