笠ヶ岳 2004年7月25日/晴れのち雨
2897.5m/岐阜県上宝村
村営駐車場(2:35)---登山口(4:25)---稜線(8:45)---山頂(10:30)(11:00)---村営駐車場(4:30)


笠ヶ岳

11時半に新穂高の村営駐車場に着く。すぐ仮眠を取り、翌日2時に目が覚める。河原に下りて洗顔。2時35分にヘッドランプを付けて出発。ピンポイント天気予報では午後3時ごろから雨との予報。それで午後3時までに戻ってくるために暗いうちの出発となった。

旅館街を抜け、左俣林道に入るところでダブルストックの青年が猛スピードで抜いて行く。分岐があるが、そのまま道なりに進む。それでも心配になり、ガイドブックで確認する。ガイドブックには橋を渡るとある。しばらく行くと左手に橋がある。橋を渡ってどんどん進むと堰堤に出て行き止まり。それで最初の分岐まで戻り、林道を少し行くと橋が架かっている。しかしこの道も工事現場で行き止まり。元の林道に戻り、林道を道なりに行けるところまで行こうと決める。林道を道なりに行くと、橋があり、水場があり、登山口がすぐ見つかる。

登山口には4時25分に着く。道に迷ったため50分近くのロス。日の出を見たいため休憩を取らずに一気に急坂を登る。ところがこれがいけなかったのか急に右の太ももに痛みが走る。痛くて足が上がらない。それで15分ほど休憩を取る。その後もたびたび痛みが走る。痛みが走るたびに休憩を取り、ごまかしながら何とか登る。
日の出 左俣谷


槍ヶ岳


穂高岳

杓子平はガスがかかっている。2500mの地点で15分休憩を取る。休憩後稜線に向かって痛みを気にしながら登る。大きな岩のあたりにさしかかると団体が下りてくる。ちょうど足が痛くなっていたので、休憩しながらやり過ごす。団体の最後の人に「全部で何人ですか」と聞くと、「32人」という返事。

稜線も間近というところで朝出会ったダブルストックの青年が下りてくる。速い。山頂まで4時間30分ほどで登ったのではないだろうか。

稜線には8時45分に到着。3人の家族が分岐から登って来るのと同時の到着。笠新道の状態を聞かれる。15分ほど休憩後、分岐まで下り、稜線歩きとなる。残念ながらガスがかかっており展望は良くない。結構アップダウンがあり、足に負担がかかる。足が痛くなるたびに何度も休憩を取る。





10時に笠ヶ岳山荘に着く。15分休憩の後、山頂へ。ガスで展望は効かない。人がいないので、山頂で食事を済ます。クリヤ谷を下山する予定であったが、雨に遭いそうなので、断念。笠新道を戻ることにする。


大笠・小笠と笠ヶ岳山荘


笠ヶ岳山頂

分岐に向かう途中パラパラと雨が降る。分岐からやって来る人たちはみんな雨具を着ている。分岐はかなりの雨らしい。ところがラッキーなことに分岐に着く頃には雨がやんでいた。分岐から稜線へのちょっとの登りが、足が痛み、辛かった。ハイマツの中にキバナシャクナゲを見つけたのだが、写真を撮りに行く余力がなかった。

12時10分に稜線に着く。下りに備えて稜線でたっぷり休憩を取ることにする。朝出発した人たちだろう。続々と辛そうに急坂を登ってくる。

下山は足をそれほど上げなくてもいいので、太ももは痛まない。朝ガスがかかっていて見えなかった杓子平もガスが晴れて綺麗に見下ろせる。杓子平に下り、見上げると笠ヶ岳と山荘が見える。
稜線から下りる途中、杓子平を見下ろす 杓子平と稜線を振り返る
樹林帯の中の長い長い下り。登りもきつかったが、下りも疲労がたまっているので辛い。標高1800mを過ぎたあたりで午前中稜線で出会った3人家族に追いつく。「もうすこしですよ」声をかけて先に行かせてもらう。

3時を回ったところで、天気予報どおりに雨が降り出す。遠くで鳴っていた雷もだんだん音が大きくなってくる。急いで雨具を身につけ、ザックにもカバーを付ける。雷雨の中、林道を歩き、4時30分に新穂高の村営駐車場に戻る。

色々あって予定より1時間30分ほど遅くなったが、日帰り出来て満足。
笠ヶ岳の花