三俣蓮華岳黒部五郎岳北ノ俣岳2013年8月9日(金)/晴れ
雲ノ平山荘(4:15)---三俣蓮華岳(7:45)---黒部五郎小舎(8:40)(8:55)---黒部五郎岳(10:35)(11:05)---赤木岳(12:45)(13:00)---北ノ俣岳(13:20)---太郎平小屋(14:25)(14:45)---折立(16:35)


五郎ノカールと黒部五郎岳

山小屋泊まりは相部屋の方々との山談義は楽しかったが、
やはりというか飯は不味かった。
特に御飯、お米がひどかった。
なかなか喉を通らず、おかずの石狩鍋と一緒になんとか流し込んだ。
明日の朝もあんな御飯を食べなきゃ駄目なのかと思ったら夜もよく眠れなかった。



悶々とした挙句、朝飯はパス。
行動食のスティックパンを2本齧って早朝ひっそり出発。



キャンプ場分岐で三俣蓮華の表示に従って進む。
途中で地図ではキャンプ場に下るはずだったと思い出し、
キャンプ場から来た人に尋ねると、
「そうですよ。こっちはかなり回り道になります」と言われ、
分岐まで引き返しキャンプ場に下る。
ところがキャンプ場に来ると、道がない。
テントから起き出して来た人に聞くと、
オーバーユースで今は使われていませんとのこと。
じぇじぇ!
結局、分岐まで戻って元の道へ。
あ〜あ、30分のロスだ。
今持っている「山と高原地図」は2001年版、
そろそろ新しいものに買い換えなきゃ。



濃いガスの中、眼下に黒部源流が見えてきた。



今日も暑くなりそう。
水をたっぷり補充していこう。


鷲羽岳

徐々にガスが切れてきている。



槍ヶ岳もガスの中から一瞬顔を出す。



このあたりの山のピークはほとんど踏んでいるのに、
なぜか三俣蓮華岳だけは未踏。
やっと岐阜、富山、長野三県の県境ピークに立ったのに
無情にもガスで何にも見えない。



早くガスが切れないかな。
黒部五郎に向かう登山道からの
五郎ノカールの眺めを楽しみにしていたのに…。



雲ノ平と薬師岳だ。
雲ノ平山荘も見えるじゃん。



まだガスが切れない。
最高のロケーションなのになあ。


黒部五郎小舎

おっ、いいじゃん、いい雰囲気じゃん。
小屋の前で冷たい水に冷やされたりんごを買ってパクリ。
うま〜ィ!
今回の山行で食べた物の中で一番おいしかった。



おっ、おっ、ガスが切れそうだ。



ガスが切れた〜。
よいしょっ、と座り込んで
カールを流れる冷たい水で喉を潤す。
ついでにスティックパンとチョコで腹を満たす。



さあ、後一踏ん張りだ。



わ〜お、わ〜お、わ〜お。
予定より20分早く着いたからのんびりこの眺めを堪能しよう。



三俣蓮華岳から辿ってきた道を目で追ってみる。



槍ヶ岳は人気者だなあ。
穂先が見えただけで歓声が上がる。



いい眺めだけど、
太郎平小屋のある右端の鞍部まで結構あるぞ。



振り返って黒部五郎岳を仰ぎ見る。
そろそろランチにしなきゃ。



赤木岳を過ぎた所で北ノ俣岳を眺めながらランチにしよう。
お弁当は昨日のうちに雲ノ平山荘で用意してもらった。
おかずは魚の甘露煮に。うまそう。
一口パクリ、うん、おいしい。
問題は御飯。
おそる、おそる、口に運ぶ。
ああ、やっぱり口に合わない。
甘露煮だけをおいしく頂き、御飯は残そう。
平成の米不足のときタイ米を食べたことがあるけど、
お米の御飯が不味いと思ったのはそのとき以来だなあ。



ふ〜、やっと北ノ俣岳到着。
あっ、いつの間にか雲が切れて
黒部五郎岳の左後方に槍ヶ岳が見えている。



ハクサンイチゲの群落と薬師岳。
いいところだなあ。



わ〜、太郎平小屋からわずかな距離のところに
こんなに素晴らしい場所があったんだ。



山行の最後に来て
こんなに素晴らしい景色に出会えるなんて、
なんだか得した気分。



なんで今日の薬師岳はこんなに綺麗なんだ。



さあ、暑い下界へ一気に下ろう。
下界に着いたら、
コンビニに寄って冷たいノンアルコールを買って飲むぞ。