森太郎

今日はブナの大木森太郎を見るために鍋倉山にやって来た。



登山口である温井集落は我が家から約３０５ｋｍ。
最近、年のせいか深夜ドライブが辛い。



藪だと分かりながら近道を選んでしまった。



最初から車道を辿れば、楽だったのに…。



鍋倉山は去年に続き２度目なので…



しっかりルートは頭に入っている。



北尾根に取付き…



順調に高度を上げる。



去年はこのあたりの急斜面を登り時間がかかってしまった。



森太郎の位置は
北尾根と南尾根の間の谷だと分かっているのだが、
詳しい位置は分からない。
帰りにゆっくり探そう。



とりあえず山頂へ。



山頂到着。
去年は３時間以上かかったのだが、今回は２時間足らずで登頂。



ああ、残念。妙高に雲がかかる。



滑走の準備をしていると、単独の男性が登って来た。
「どちらからですか？」の問いに「福井から」と答えると…
不思議そうに僕の顔をまじまじと見る。
ん？どこかで会ってるかな？
「広瀬さんですか？以前、何度か会ったことのあるＹです」
思い出した。
１０年近く前に白山の湯の谷を一緒に滑ったことがある。
Ｙさんは６年前に石川から長野に引っ越したそうだ。



Ｙさんが森太郎の位置を知っているというので、案内してもらった。



でかい！
でか過ぎて上手く写真に納まらない。



下山後、
Ｙさんのお宅でおいしいコーヒーを御馳走になりながら
長野に越してきてからの楽しいお話しを一杯聞かせてもらった。

山に登っていると、今回のような奇跡が稀にある。
森太郎に会えたこともうれしかったが、
Ｙさんに再会できたことの方がはるかに意義のあることだった。