鳴谷山から望む白山

鳴谷山は白山の展望台。
山渓から出ている新・分県登山ガイドの「石川県の山」の表紙は
この鳴谷山から望む秋の白山だ。



悪路の林道終点に車を止め、ミズナラの林に入る。
沢を見下ろしながら高度を上げていく。
シャクナゲとスギの根を踏み越えると…



鎧壁が現れる。
鎧壁から砂御前山の分岐にかけて紅葉が見頃だ。



ブナの林にはまだ陽が射し込んでいないので、
紅葉の写真は帰りに撮ることにする。



砂御前山の分岐に着くが、鳴谷山の山頂はまだ先。



高度を上げて行くと、奥越の山々が…
中央が大長山、その左が赤兎山。



山頂近くで振り返ると、砂御前山と大嵐山が望める。



白山は、先日降った雪がまだ消えていない。
明日から寒くなるので、来週にはもっと白くなっているだろう。



笈ヶ岳と大笠山がいつもより大きく見える。



沢音を聞きながら、ビールを飲む。
５月頃は雪融けの水で凄まじい音なのだが、今日は大人しい。
後方は加賀禅定道が通る尾添尾根。



下山にかかると、ブナ林に陽が差し込んでいる。
左上に鎧壁、右上に大嵐山が見える。



この２、３日で紅葉が一気に進んだように思える。



ブナはどこの山でも焼けて茶色くなっているのだが、
ここは黄葉しているものもあり、他よりましだ。



今日は誰にも会わないかと思ったが、４人ほど鎧壁付近で紅葉を楽しんでいた。

今日も紅葉と白山を堪能。
秋晴れの下、大満足の山歩きとなった。