焼岳・穂高岳

先日、鎌ヶ岳をご一緒したMさんから山スキー一緒に行きませんかのメール。
取立山で初滑りをしてから、山スキー以外に行く気がなくなっていたので、渡りに船。
早速kyuさんに苦手な携帯メールをし、誘う。

荒島岳駐車場で４時１５分にkyuさんをピックアップし、
岩倉山岳会の方々がテント泊している朴の木平に向かう。
中部縦貫道が高山まで延びたおかげで朴の木平には６時３０分に着く。
岩倉山岳会の会長さんたちと初対面の挨拶。
テントにお邪魔し朝食を済ませた後、乗鞍スカイラインに移動。



乗鞍スカイラインゲート周辺には雪がない。
車でしばらく走り、輝山南尾根末端あたりで雪が現れたので、
準備をしシール歩行開始。



輝山はまだ滑れそうにない。



さすが山に慣れた方ばかりなので、順調に進む。



雲が切れて焼岳が姿を現す。



夫婦松の展望台に到着。
猫岳には雲がかかっていない。さて、今日はあの山頂に立てるかな？



雪が少ないのでショートカットは無理と思っていたが、先行者のトレースあり。
ショートカットできなければ、山頂は諦めようと思っていたので、ラッキー。



思ったほど薮っぽくない。



樹氷が青空に映えて綺麗だ。



穂高をバックに。



少し空模様が怪しくなってきた。山頂まで持ってくれるといいのだが。



そろそろ取り付き地点だが、今回は薮が埋まっておらず、
登るのにはちょっと大変そうなので、



さらに先行者のトレースを辿り、
標高２４２０ｍの地点から取り付く。



高度を上げるにつれ、どんどん天気が悪くなり、ホワイトアウト状態に。
「もう戻ろう」とkyuさんの泣きが入る。
それでも先行者のトレースを辿り山頂を目指す。
やがて先行者のトレースも、風で飛ばされて来た雪で消えてしまった。
風が強く、寒い。ウェアーが白く凍り始めたので、さすがに断念。
GPSを確認すると山頂まで標高差で後２０ｍだった。


転倒し起き上がろうともがき続けるkyuさん

寒さに震えながら急いでシールを剥がす。
いつも滑る斜面は真っ白でよく分からない。
とにかく早くスカイラインに出たいので、往路を戻ることにする。



登ってくるときには、中々の急斜面で面白そうに見えたが、
雪が少なくハイマツやササに足をとられ転倒者続出。



スカイラインは斜度が緩く滑らない。
手漕ぎの連続で腕が疲れてしまった。
みなさん、お疲れ様でした。
また、山スキーご一緒してください。

GPS軌跡