奥穂高岳 2500m撤退
奥丸山 2439.5m
2006年8月14日(月)/快晴
奥穂高岳 新穂高温泉(0:00)---2400m(3:00)---2500m(5:10)---奥穂高岳登山口(7:20)
奥丸山 奥穂高岳登山口(7:20)---槍平小屋(9:05)(10:05)---奥丸山(11:10)(11:50)---新穂高温泉(14:45)


天狗沢と穂高岳

当初、黒部五郎岳日帰りの予定であった。
ところが欲が出て穂高岳・槍ヶ岳縦走することにした。
新穂高温泉を夜中の12時に出発。
快調に飛ばし、2400m地点に3時に到着。
うまくいけば、5時に稜線に着き、御来光が拝めると思ったとたん、雪渓が現れる。
雪渓は硬くよく滑る。それで右の岩場から登れないか、
左の草付きから登れないか試すがうまくいかない。
そうこうするうちに5時を回ってしまった。
ちょうど小屋に荷物を運ぶ人が登ってきたので、雪渓について尋ねる。
「300mほど続きます。無理しない方がいいですよ。また、来てください」と言われる。
それで撤退する決心をする。


白出沢と雪渓

あの稜線を歩きたかった。


笠ヶ岳

登山口に着いたら、槍ヶ岳に登ろうか、
奥丸山に登ろうか考えながら下っていると、登ってくる人に出会う。
同じ福井県の人。
事情を話すと、戻って奥丸山に登ると言う。


奥丸山の登り

槍平小屋に着いたときには、完全にバテる。
もう槍ヶ岳に行く気力はない。
いつもなら10分も休憩すれば十分だが、今日はいつまでも座り込んでいたい。
奥丸山に登り始めると、たいした登りではないのに、
足が重くて上がらない。何度も休みながら登る。



山頂近くのお花畑


双六岳

山頂に着いた時は、山々に雲がかかり始めていた。



飛騨沢と槍ヶ岳方面


穂高岳

下山は新ルートをたどって左俣林道に出る。
長い林道を歩き、新穂高温泉に戻る。
さあ、早く家に帰って、浴びるほどビールを飲もう。