白馬鑓ヶ岳 2006年4月30日(日)/曇り時々晴れ
2903.1m/鑓温泉経由で稜線を目指す
往:猿倉登山口(5:40)---小日向ノコル(7:45)(8:10)---鑓温泉(9:30)10:10)---2720m(12:25)
復:大出原(12:50)---鑓温泉(13:10)(13;40)---小日向ノコル(14:40)---猿倉登山口(15:25)


白馬鑓ヶ岳

今日はTOKIOさんたちと総勢8人で
鑓温泉経由で白馬鑓ヶ岳に続く稜線まで登り、長い斜面を滑り降りる。

まだ、猿倉の登山口へは一般車が入れない。
それで前日夜12時にペンションランドポイントに集合し、そこでごろ寝。
翌日早朝オーナーに登山口まで送っていただくことに。



登山口は雪がたっぷり。駐車場もまだ除雪されていない。
除雪終点から尾根に取り付き、樹林帯を登る。
大雪渓をを見上げると、数人登っている姿が見える。



斜度が緩くなると、正面に小日向山が見えてくる。
振り返ると、戸隠山に日が射している。



黄砂で茶色くなった斜面を小日向ノコルに向かって登る。



小日向ノコルからは白馬三山の眺めが良いらしいが、
ガスがかかり全く見えない。

コルからは一旦シールを剥がして、200mほど下る。
前方中央尾根の突端辺りに鑓温泉が見えている。



雪崩の跡を目の前にしてシールを貼りなおす。



2000mhに位置する鑓温泉を目指す。
硫黄の匂いがするようになると、鑓温泉が目の前。



鑓温泉は雪の中に男性の露天風呂だけが出ている。
女性の露天風呂はまだ雪の下だ。もちろん小屋も。

充分休憩を取った後、一部荷物をデポし出発。



鑓温泉から100mほど登ったところで右に曲がり、稜線を目指す。
小日向山や小日向ノコルがかなり下に見える。



八方尾根をバックに登る。



やっと大出原に到着。
稜線が目の前だ。あと標高差で200mほど。



風が強いので、下を向きながら登る。
どのくらい来たかなと顔を上げると、鑓ヶ岳が目に飛び込んできた。
「さあ、あと少し頑張って山頂に立つぞ」と気合を入れなおしたとき、
下の方から声が聞こえる。
「風が強いから撤退」の声だ。



大出原を見下ろすと、みんなシールを剥がし下る準備を始めている。
それでシールを着けたまま大出原まで下ることに。
風が強いので、シールを着けたままのターンは恐い。何とか斜滑降で下る。
下では誰かが、風で吹き飛ばされたザックを追いかけタックルしている。



大出原でシールを剥がし、滑降開始。
ちょっとしたモナカ雪でスキーが刺さり滑りにくい。
それでも長い斜面を滑り降りるのは気持ちがいい。

20分ほどで鑓温泉へ。
ビールを飲みながらゆっくり昼食。


白馬鑓ヶ岳

帰りにはガスが切れ、小日向ノコルを登り返しているときには、
杓子沢の奥に鑓ケ岳が望めた。



こちらは杓子岳。



登り返しもあと少し。
これでやっと辛い登りから解放される。



小日向ノコルから鑓温泉方面を振り返る。
小日向ノコルから登山口までは雪も滑りやすく、滑降を楽しめた。

下山後はランドポイントで風呂に入浴、そしておいしい打ち立てのお蕎麦を頂く。

素晴らしい景観、長斜面での滑降、メンバーとの会話、そして最後においしいお蕎麦。
素晴らしく充実した1日を過ごすことが出来た。