高松山一ノ倉川ルート2020年4月3日(金)/晴れ
笹倉温泉(5:45)---アマナ平(7:55)---高松山(11:30)(12:20)---焼山川渡渉地点(15:10)---笹原温泉(16:20)


火打山・焼山

コロナ、コロナ、コロナ…
わが県福井も急に感染者が増えて人口比では東京に次いで多いらしい。
新型コロナウイルスに感染しない唯一の対策は人と接触しないこと。
そのため不要不急の外出は控えなさいと政府は言うが…山に行きたいよ。
平日登山者の少ない山なら感染する心配はないだろう。
日中、大手を振っては出かけられないので、夜中にこそっと家を出る。
行き先は火打山・焼山の展望台である高松山。



笹原温泉の脇を流れる早川。



後方に見えるのは阿弥陀山と烏帽子岳。
手前にある林道は焼山温泉跡から延びている。
あの林道から一ノ倉川を辿っても高松山に行けるはずだ。



高松山と昼闇山



アマノ平に到着すると、
後から単独のスキーヤーがやって来た。
今日は焼山の途中まで行くとか。



僕は高松山のピストンと言うと、
今日は気温が上がるため、新雪雪崩が起きやすいのでピストンは危険、
一ノ倉川から焼山温泉跡に戻る方が無難と言われる。
確かに…グッドアドバイスだ。
とりあえず山頂に着いて雪質を見てから決めよう。



よいしょ、よいしょ。



尾根に合流すると、
右側はガリガリバーンに新雪が乗っている状態、
左側は新雪が緩々状態。



右側のガリガリ君がむき出しになっている所はクトーが効きにくい。
それで緩んだ左側を歩いたところ…やばい、片足を落とした。



右側斜面をトラバースしようとしたら、
ガリガリ君の上に乗っていた新雪が流れた。
やばい、やばい。
すぐ、スキーを外してキックステップで尾根に這い上がる。
ガリガリと言ってもキックステップができる程度なのでよかった。



ヤセ尾根が山頂まで続く。
どこまでシール歩行で行けるかな?



ひえ〜、緊張する。
そろそろシートラーゲンにしようかな。



わっ、クラックだ。



クラックを右側から回り込んで行こうとしたが、
クトーの爪が深く刺さらず、怖い。
もうこの辺が限界、シートラーゲンにしよう。



スキー靴にアイゼンをして登り始めるが…結構苦戦。
スキーで登っていたら、まじやばかった。



スキーと違い、ツボ足だと膝上辺りまで沈む。



その上、アイゼンに雪がつき下駄状態。
一歩、一歩進むのにやたらと時間がかかる。
途中でアイゼンを外し…



やっと山頂に着いた。
この景色の写真を撮りたかったので、目標の半分は達成。



目標の残り半分は滑降。
ピストンのつもりだったが、雪がかなり緩んでるので、
単独スキーヤーのアドバイス通り一ノ倉川を滑ることにしよう。
その前に昼闇山を眺めながら、ランチを済ませよう。



滑り出しはガリガリ君むき出しだったので緊張したが、
高度を下げると新雪で覆われた斜面が現れ、一安心。



昼闇山を目の前に広大な斜面を滑るのは楽しい。



この斜面たまんね〜。



ヘタッピーターン。



気持ちよく滑って来たけど、水流の音。
このまま滑って一ノ倉川が谷割れしていたらどうしよう。
う〜ん、いや〜な予感。
シールを貼って谷全体を見下ろせるところまで登り返そう。



一ノ倉川上部
あっ、やはり谷割れしているじゃん。



一ノ倉川下部
ひぇ〜、あのまま滑らなくてよかった。
老化し、すっかり錆びついた勘が今日は働いた。
登りの緊張感のせいかも。



再度シールを貼って登り返す。



あっ、林道が見えた。
ほっ、これで無事下山できる。



シールを剥がすのが面倒くさくシールオンのまま滑る。



やべ〜、雪崩で林道が塞がっている。
右端のコルに向かって土むき出しの斜面を這い上がるしかないな。



雪原に降りて焼山川の方を見たら林道が見える。
堰堤を作った時の古い林道だ。
問題は徒渉だが、これだったら大丈夫。
濡れたってかまいやしない。渡っちゃえ。ジャボジャボ。



いや〜、助かった。



朝、この景色を眺めた時には想像もしなかったことが起きた。
でも、終わってみれば楽しかった。
特に高松山からの滑降は最高に楽しかった。

GPS軌跡