荒島岳 2004年8月21日/晴れ
1523.5m/御来光登山
登山口(2:40)---しゃくなげ平(4:20)---山頂(5:05)(6:45)---登山口(9:00)


山頂の夜明け

前日オリンピックの柔道重量級の男女決勝戦を見てから寝る。2時に起きて、準備し登山口へ。2時40分に登山口を出発。木の根の張り出した登山道は、普段でも歩きにくいのに、ヘッドランプを点けて暗い中を歩くのはなおさらだ。
山頂には2時間25分で着く。いつもより25分ほど余計に時間がかかった。

いつものようにカップめんとビールで朝食を済ませ、御来光を待つ。太陽は乗鞍岳の辺りから昇るのだが、その乗鞍岳山頂には雲がかかっている。そのため日の出の時間になっても太陽は見えない。5時50分になってやっと太陽が雲間から現れ、辺り一面日が差す。

山頂からは360度の展望。山々が次から次と赤く染まる。夜明けを十分堪能する。


雲間から太陽が顔を覗かせる


雲海


縫ヶ原山


白山


大野市

太陽が現れて、明るくなった山頂には花が一杯。青、赤、黄、白の色とりどりの花が朝日に照らされて生き生きしている。青で目立つ花はトリカブト、赤ではシモツケソウ、アザミ、タムラソウ、トモエシオガマなどの花だ。

山頂で眺望や花を堪能していたら、1時間40分も経っていた。荒島岳の山頂でこんなに長い時間を過ごすのは、荒島岳に初めて登って以来ではないだろうか。

下山にかかると、登山道脇にはリンドウの花が咲き始めている。登る時には暗かったので、全く気がつかなかった。登山道は濡れていて良く滑る。それで花やブナを楽しみながら、時間をかけゆっくり下る。途中で早朝登り始めた登山者たちと出会う。出会う人毎に挨拶を交わしたり、話をしたりする。登山者は登山口まで途切れることはなかった。
駐車場には車が16台。地元ナンバー、他県ナンバーちょうど半々だった。

登山口のスキー場は萩の花やススキが咲き、完全に秋モード。わざわざ遠くの高山まで行かなくても、福井の低山を楽しめる時期になって来た。


トリカブト


トモエシオガマ


リンドウ