荒島岳 2004年10月25日/晴れ
1523.5m/百名山の秋
勝原駐車場(6:30)---シャクナゲ平(8:20)---山頂(9:15)(10:35)---勝原駐車場(12:35)


シャクナゲ平・小荒島岳

荒島岳には何度も登っているのに、まだ秋には登ったことがない。あのブナ林がどのように黄葉しているのか見てみたいと思った。

今日は暖かく、湿度が高い。すぐ長袖Tシャツ1枚で歩き始める。ブナ林に入ると、少し差し込んでいた日差しもやがて曇ってきて全く差し込まなくなる。高度を上げるにつれ、ガスが濃くなる。10mほど先までしか見えない。これではブナの黄葉を楽しむどころではない。代わりに赤く色づいた山漆が目を楽しませてくれる。

モチガ壁にさしかかると、黄色やだいだい色に色づいたもみじやカエデが目に付き始める。ガスが切れ日が差せば、きっと綺麗なのだろうと思いながら眺める。
山頂はガスの中。東京から来たという3人の方々と話をしながら、ガスの切れるのを待つが、中々切れそうにない。諦めて下山にかかる。ところが谷側の斜面を見ると、ガスが切れて紅葉が見える。日が差し込めば、もっと鮮やかな紅葉が見られそうだ。

モチガ壁辺りまで来ると、完全にガスが切れ、青空が覗く。下を見下ろすと、葉を落としたブナと鮮やかな紅葉のコントラストがなんとも素晴らしい。シャクナゲ平までは鮮やかに紅葉したもみじやカエデを、シャクナゲ平からは葉を落としたブナを楽しみながらゆっくり下って来た。