荒島岳 | 2004年3月23日 |
1523m |
登山口(7:20)---しゃくなげ平(9:20)(9:30)---山頂(10:30)(11:15)---登山口(12:35) |
経ヶ岳
荒島岳の登山口であるスキー場の駐車場に来るが、濃霧がかかっている。ゲレンデの雪のあるところでフリートレックを履く。駐車場を見下ろすと、車が2台増え、登る準備を始めている。 リフト終点辺りは霧で前が良く見えない。しかし上を見ると薄っすらと空が青みがかかっている。 快適なブナ林に入ると、霧が少しずつ霧が晴れていく。 フリートレックのシールにワックスを塗っていなかったため団子状態になる。フリートレックを脱いで、つぼ足で歩くことにする。10cmほどの新雪があるが、カンジキがなくても十分歩ける。 |
ブナと青空 | ブナ回廊 |
小荒島岳 | 白山と別山 |
荒島岳は眺めるのは好きだが、登るのはそれほど好きではなかった。ところが今日の荒島岳は素晴らしい。 今日で荒島岳登山は13回目だが、これほど素晴らしい荒島岳に出会ったことはない。青い空に白い雪、そして雪の付いたブナ。文句のつけようがない。 いつもならモチガ壁直下にショートカットするのだが、荒島岳を味わい尽くすためにしゃくなげ平に向かう。 |
荒島岳 | 縫ヶ原山 |
モチガ壁をキックステップで登る。ところどころあまり新雪の着いていないところがあり、アイゼンをつけるべきだったと後悔する。新雪が15cmから20cmくらいになり、ラッセルらしくなる。 大きな雪庇の向こうに山頂が見え出す。ここまでくれば着いたも同然。眺めを楽しみながらゆっくり登る。 山頂へは3時間で着く。山頂でビールを飲みながら山座同定を楽しむ。雲がかなり出ていて、御嶽山や乗鞍岳のような遠くの山は見えない。 フリトレックのシールを剥がし、滑降の開始。新雪の上を滑るのは気持ちがいい。モチガ壁をどうクリアするか考えているところへボードを背負って一人の人が登って来る。駐車場に遅れてやって来た車の持ち主だろう。 右側の谷を見下ろすと、ちょうど手頃な斜面がある。新雪なので、十分滑れそうだ。思い切って谷に突っ込む。快適。一気に滑り降りる。滑り降りたところが、ちょうどしゃくなげ平からの尾根近く、いつもモチガ壁へショートカットするあたりだ。登り返しもほとんどなくラッキー。 深谷ノ頭でスキヤーに出会う。8時に登り始めたそうだが、もう12時。山頂までは無理なので、しゃくなげ平まで行くということだ。 今日は登りも、滑りも最高だった。 |
山頂へ | 山頂 |
銀杏峰 | 右谷へ滑降 |