荒島岳 | 2004年5月8日/第2回 |
1524m/福井県大野市 |
登山口(6:20)---しゃくなげ平(7:40)---山頂(8:13)(8:45)---登山口(10:25) |
ブナ
荒島と言えばブナ、ブナと言えば荒島。福井で一番規模の大きいブナ林は、やはり荒島だろう。そのブナの新緑が見たい。土、日は人が多いから、避けたいところだが、来週はあまり天気が良さそうにない。朝早く行けば大丈夫だろうと思って、登山口に向かう。甘かった。駐車場には観光バスが2台、他に数台の車が止まっている。100名山に登る人はなぜこんなに早起きなんだろう。 リフト終点からシャクナゲ平までのブナ林、素晴らしい。このブナ回廊の写真を撮り、団体さんを追い越し一気に登る。 |
経ヶ岳
ブナは帰りにゆっくり味わうつもり。シャクナゲ平から下りた鞍部でもう一つの団体さんを抜く。モチガ壁を登っていると、騒がしかった団体さんが急に静かになる。モチガ壁の登りにかかったようだ。 山頂には1時間53分で着く。いつも2時間で登れるかどうかを体力のある、無しの判断基準にしている。まだ体力は衰えていないようだ。これからは、もっと距離を延ばし持久力をつけなければ。 先行されていたご夫婦と話をする。兵庫県の加古川から来られ、日本全国の山を登っているということだ。山慣れしておられるのだろう、奥さんは空身だ。 春特有の霞みのせいで遠くの山ははっきり見えない。目を凝らせば、薄っすらと御嶽山が見える程度だ。でも、白山や福井の山々は十分見える。 |
白山・別山 | 経ヶ岳・大長山・赤兎山 |
下山は、膝に負担をかけないため登りと同じ時間をかけて下るつもり。そのためにはブナをゆっくり眺めながら下ろう。下りにかかると、先ほど抜いた団体さんがどんどん登ってくる。中には山頂を目の前にして、「私、もうここまででいい」と座り込んでいる女性もいる。 |
ブナ林で花の写真を撮っておられるご老人に出会う。荒島の花の写真を撮って、写真集を作るそうだ。荒島は花が少ないとぼやいておられた。今の時期、このブナを前にしては、花は霞んでしまうだろう。 |
サンカヨウ | ウスギョウラク |