旭岳 |
2009年5月10日(日)/快晴 |
2867m/清水谷〜杓子沢〜長走沢 |
猿倉(4:55)---稜線(8:30)---旭岳(9:10)(9:35)---清水谷二俣(10:00)---杓子沢コル(11:20)(11:35)---双子尾根(12:45)--猿倉(13:25) |
杓子岳・鑓ヶ岳
最近、白馬周辺は鑓沢ばかりなので、
今回はまだ滑っていない杓子沢に行くことにした。
杓子沢だけでは物足りないので、清水谷もセット。
ついでに欲張って旭岳南面も滑ってこよう。
ちゃんと戻ってこれるかな。
初めて大雪渓を登ったときは、
すごく長く感じたが、今日は快調。
かなりいいペースで稜線に着きそうだ。
二号雪渓にシュプールが見える。
ここから見上げると、
そんなに急には見えないのだが…。
天狗菱を見ながら急坂を登る。
葱平手前の急登から大雪渓を振り返る。
前回はこの急登でアイゼンに切り換えたのだが、
今日は雪がグサグサなので、
スキー歩行で頑張る。
急登をスキーで乗り切り、葱平に着く。
あとは楽勝だと思ったのに、稜線から強風が襲う。
強風との格闘で一気にペースダウン。
稜線までが遠い。
白馬山荘
猿倉から3時間半ほどで稜線到着。
早いじゃん。
風の影響はあったが、いいペースだ。
旭岳
先行者が数人スキーをザックに着け、ツボ足で登っている。
こっちは山頂までスキー歩行で頑張るぞ。
白馬岳
9時10分山頂到着。
10時到着の予定だったので、かなり貯金ができた。
雪倉岳
小蓮華山
先行者たちは柳又谷を滑るそうだ。
さあ、早くシールを剥がし、
南面を滑降、そのまま清水谷左俣に滑り込もう。
旭岳南面は快適、楽しかった。
さて、清水谷はどうかな。
あっ、前方に剣岳が見える。
清水谷左俣と旭岳南面を振り返る。
二俣到着。
わ〜、コルまでかなりあるなあ。
大雪渓の登りで頑張ったから、
時間はかなり余裕がある。
焦らずのんびり行こう。
清水谷右俣を振り返る。
右手に旭岳南面が見えている。
コルまであと少し。
コル到着。
稜線は風が強いので、杓子沢側でシールを剥がす。
今日一番楽しみにしていた杓子沢。
雪がかなり緩んでいて、
滑ると、雪の塊が後方から転がってくる。
その点を除けば、
心配した石の散乱もそれほどではなく、概ね快適。
双子尾根に人が見えたので、
デブリ跡をトラバースして尾根に向かう。
尾根直前でGPSで確認すると、
予定していたルートと違う。
地図を見ると、
このまま行っても、長走沢に出るけど…、
もう少し杓子沢を味わおう。
標高2050m付近で、
杓子沢を振り返ると、その全貌が見える。
中央が小鑓で、その右が杓子沢コル。
左に行けば鑓ヶ岳。
鑓ヶ岳の方から2人滑り降りてきている。
2050m付近から双子尾根に向かって登り返し。
シールがベチャベチャなので、
スキーを肩に担いでツボ足で登るが、
雪が腐っているため歩きづらい。
時々スキーを下ろし、景観を楽しむ。
鑓沢下部を覗くと、
ツボ足登山者やスキーヤーが往来している。
辛い、辛い。
やはり横着せずにシールを貼りスキーで登るんだった。
やっと尾根上近くまで来て振り返ると、
鑓ヶ岳が見える。
双子尾根で大休止の予定だったが、
そんなに疲れていないので、一気に行っちゃえ。
長走沢はも滑り出しは快適。
1750m付近からは波打ってガタガタ。
1550mあたりで猿倉台地に上がるが、こっちはもっとひどい。
樹林帯の凸凹斜面の滑りに耐え、猿倉に到着。
今日は完全燃焼。歩きも滑りも堪能した。
さあ、熱いお風呂と冷たいビールの待つ家に早く戻ろう。
赤---歩き 青---滑降