別山 2004年9月23日/曇り
2339.4m/チブリ尾根
市ノ瀬駐車場(8:00)---チブリ尾根避難小屋(10:30)(10:40)---山頂(12:00)(12:20)---市ノ瀬駐車場(15:00)


チブリ尾根

秋雨前線が停滞しているため昨日の天気予報では、今日は曇りか雨。それで山登りは諦めていたが、朝7時近くになると、青空が覗く。チブリ尾根に紅葉の進み具合を見に行くことにし、急いで準備をして出発。

市ノ瀬の駐車場はガラガラ。係員が車を誘導してくれるが、その必要がないほどすいている。ザックを担いで、大型ダンプが通る林道に入る。林道脇にはサルナシ、山グミ、アケビなどの実が目に付く。それぞれの実を味わいながら、林道を歩く。こういうことがあると林道歩きも楽しい。

登山口からはブナ林の中の登山道を行く。ブナの写真を撮ろうと、デジカメを取り出すが、メモリーをパソコンにさしっぱなしだったこと思い出す。ザックから予備のメモリーを出して、装填する。32MBなので、容量を確保するため解像度を落とす。

素晴らしいブナやダケカンバの林が続くが、黄葉はまだ先。黄葉が始まればきっと素晴らしい眺めだろう。


ブナ

ブナ林 ブナ林


大長山


チブリ尾根

大好きなダケカンバを見ながら歩いているうちにチブリ尾根避難小屋に着く。小屋の脇にはタカネマツムシソウが咲いている。

白山、別山両方ともガスがかかっている。ガスがかかっていないのは釈迦岳のみ。山頂まで行くか行くまいか迷う。
10分間休憩した後、ガスが切れることを期待して山頂まで行くことにする。

登りに差し掛かると一組の夫婦が下りてくる。朝5時のバスで別当出合まで行き、南竜を経て、別山からの帰りということだ。山頂には誰もいないと言われる。


チブリ尾根避難小屋

リンドウ タカネマツムシソウ


白山釈迦岳

避難小屋から見上げると、すごい急峻だが、道がジグザグについているため、見た目ほどではない。2000m辺りからはナナカマドやカエデの紅葉が始まっている。御舎利山に着くと完全にガスに包まれる。御舎利山から別山にかけてわずかながら草紅葉を楽しむことができる。

山頂には誰もいない。強い風の中をホシガラスが飛び回るのみ。神社の石垣を風よけにして、食事を摂る。いつもガーガーとしわがれた大きな声で鳴くホシガラスが今日は大人しい。鳴るのはビュービューという風の音だけ。あまりの寒さと寂しさに耐えかねて即下山。


山頂

ナナカマド カエデ