美濃禅定道を行く

今日は岐阜の山スキーメンバーが
石徹白から別山に向かうというので、参加することにした。
当初、昨日の鈴鹿の疲れが残っているので
上小池から登り三ノ峰で合流するつもりだった。
ところが深夜に目が覚めると
急に石徹白川沿いの紅葉が見たくなり
結局、石徹白の大杉登山口から登ることにした。


赤く染まる銚子ヶ峰方面

メンバーは５時３０分頃ヘッドランプを点けて登り始めるが、
横着者の僕はヘッドランプを出したり仕舞ったりするのが面倒なので、
足元が見えるほどの明るさになってから出発。



赤いナナカマドの実が朝日に染まってさらに真っ赤。



神鳩ノ宮避難小屋で休憩。



母御石に登ったど！
お〜、いい眺めじゃ。冠雪した北アルプスや乗鞍岳がよう見える。

母御石は
泰澄大師が女人禁制の山に登って来た母を
この岩の割れ目に閉じ込めたという伝説の岩。
今は女性も自由に山に登れるいい時代ですなあ。



さあ、もうすぐ銚子ヶ峰山頂。
別山は遠いな。



銚子ヶ峰到着。
ロングは休憩を取りすぎると逆に疲れるので、早々に出発。



奥越三山
そんな呼び方はないが、ここから眺めるとそう呼びたくなる。
左から経ヶ岳、赤兎山、大長山。
手前は願教寺。



さあ、ここからが今回の登山の核心部。
一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰、別山
う〜ん、登高意欲が湧くなあ。
元気な男性メンバーはもう一ノ峰の山頂付近だ。



一ノ峰を越えて二ノ峰の登り。



願教寺山の右下に幅ヶ平。
その幅ヶ平の右端に見える小さな黒い点が
紅葉景勝地の刈込池。



刈込池といえば、
泰澄大師が悪蛇千匹を封じ込めた池。
その悪蛇が逃げ出さないよう見下ろしているのが、
この「鬼の鼻面岩」だそうな。
つんと突き出た鼻がカッコイイ。



二ノ峰を左から巻いて三ノ峰へ。
先行した男性メンバーが手を振っている。



辛い登りが続く。
避難小屋まであと少し、頑張れ、頑張れ。



避難小屋で男性メンバーと合流。
TOKIOさんだけが、別山に向かったとか。



TOKIOさん以外のメンバーは
三ノ峰で行動中止ということなので、
僕もそうするつもりだったが、
白山の冠雪を見たら、
もっと白山がよく見える別山平まで足を延ばしたくなった。



おっ、TOKIOさんが空身で下りて来た。
お疲れさん。



わ〜、やっぱり別山平から眺める白山は格別だ。



御手洗池に氷が張っている。



もう少し白山の写真を撮りたいと高度を上げているうちに…



結局、山頂まで来てしまった。



もうメンバーたちは宴会を終えて下山する準備をしているかな。
早く戻らなくちゃ。



三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰



小屋を覗くが、もうメンバーはいない。


二ノ峰・銚子ヶ峰

わ〜お、メンバーが見えない。
ここから見えない一ノ峰辺りを下っているのかな。



一ノ峰を過ぎてもメンバーは見えない。
銚子ヶ峰で休憩しているといいんだけど…。



母御石を過ぎた所でやっと追いついた。



おたけり坂を慎重に下る。



紅葉の綺麗な石徹白川沿いの駐車場に到着。
みなさん、お疲れ様でした。
雪が降ったら山スキーの方もよろしく。