越前甲 | 2004年5月6日/第3回 |
1319.6m/福井県勝山市 |
登山口(6:20)---山頂(8:05)(8:35)---新又越分岐(9:30)---八反滝(10:30)---登山口(11:00) |
白山
越前甲に登る時は、奥太山林道を利用することが多いのだが、今日は夏道を行く。この夏道はすぐ草が伸びて、朝早く登ろうものなら、朝露で下半身びしょぬれになる。今は雪融けが終わったばかりで、草はまだ伸びていない。 沢や登山道脇に咲くザゼンソウを楽しみにしていたのだが、時期が遅かったのか花をつけているものは少ない。 |
座禅草 | エンレイソウ |
奥太山林道を横断して、登山道に入る。キクザキイチゲやカタクリの花が咲いている。今が盛りだ。サンカヨウは今から花を付けるところだ。 送電線巡視路との分岐(新又越分岐)を過ぎて、大日峠に着く。峠からは鈴ヶ岳が見える。 ここから尾根の急登だ。福井県側斜面は全く雪がないが、石川県側斜面はまだ雪が残っている。フリートレックを持ってくれば、十分滑降を楽しめるだろう。福井県側の急斜面には山ウドが出るのだが、今年は雪融けが遅かったせいかまだ出ていない。 1100mあたりから雪が現れる。キックステップでブナの新緑を眺めながら登る。 |
残雪 | 山頂 |
いつもながら山頂からの眺めは素晴らしい。石川県の山々、奥越の山々が一望できる。先月登った動山や大倉岳も見える。赤兎山と経ヶ岳の間には岐阜県境の野伏ヶ岳が見えている。 眼下には田植えの終わった緑の田んぼと水の張られた田んぼが見える。水の張られた田んぼは水面(みなも)がキラキラ輝いて綺麗だ。 |
大日山・鈴が岳・兜山 | 勝山市 |
帰りは、登山道ではなく、いつもスキーで滑り降りている石川県側の斜面をグリセードで降りることにした。 グリセードのつもりが転んでそのまま尻セード。ところが中々止まらず10mほど滑り落ちる。ちょっとした滑落だ。意外とこれが楽しく、もう一度グリセードから尻セード、滑落。お尻がびしょぬれになった。 |
ここをグリセード | 尻セードに最高の斜面 |
登山道に戻り、大日峠を経て、新又越分岐に着く。ここで右折し、巡視路をたどる。鉄塔の下を潜り、右に行く。やがて岸壁の見えるところに出る。いつも山スキーで通るところ。カタクリの花が群生している。カタクリロードだ。 |
岩壁
カタクリ | カタクリ |
2番目の鉄塔の下を潜り、真っ直ぐ進む。このあたりは山菜がたくさん出るところ。ゼンマイ、ワラビ、ネマガリタケなどが取れる。 3番目の鉄塔のところに来ると、八反滝が見えてくる。右の八反滝の方に下る。左に行くと、奥太山林道に出る。 八反滝の近くで、今日のお目当ての山ウドをやっと見つける。数本ゲットできた。滝の周りにはニリンソウが咲き誇っている。 滝の真下でマイナスイオンをたっぷり浴びながら、写真を撮る。 |
山ウド | ニリンソウ |
八反滝