越前甲 |
2006年3月4日(土)/晴れ |
1319.6m/想定外のラッセル |
あまごの宿(7:10)---登山口(7:50)---尾根(8:45)---山頂(11:10)(11:30)---あまごの宿(12:25) |
樹氷
昨日の積雪で除雪はあまごの宿までしかされていない。
積雪は10〜15cmほどなので、車で行けそうだ。実際、車のトレースが着いている。
でも万一のことを考えて、あまごの宿の手前で車を止める。
スキーを履いて、神社奥まで来ると、車が1台止まっている。
そこからスキーのトレースが1本。先行者がいるようだ。
八反滝と越前甲
八反滝の登山口手前で先行者に追いつく。単独の男性だ。
ショートカットして奥太山林道へ。
直登すれば、山頂に行けそうだが、そう簡単ではない。
以前左の尾根を辿って山頂に向かったが、かなりの時間を要した。
林道を離れ、杉林横の開けた斜面を登る。
急斜面を登ると、迫力のある岩壁が現れる。
越前甲に登る時には、この岩壁の前を通るのが楽しみだ。
大日峠
尾根に着くと、目の前には大日峠。
夏道は大日峠から左の尾根に向かってついている。
いつも大日峠に行かず、手前の尾根を登っている。
今日もスキーをザックにつけて、手前の尾根の急登を登り始める。
単独の男性は大日峠に回るとのこと。
尾根を30mほど登って、大日峠に回るんだったと後悔。
何と膝上から股下までのラッセル。
新雪だけではこんなに沈まない。きっと風によって吹き寄せられてきたのだろう。
大日峠から延びている尾根に合流してホッとしたのもつかの間。
今度はアイスバーン。キックステップが全く効かず、這って登る。
横着してアイゼンとピッケルを車の中においてきたため、こんな目に遭う。
帰りはこの斜面を滑る。
危険なアイスバーンの急斜面を登り終えて、振り返る。
大日峠に回り、石川県側の斜面をスキーで登ってきた男性が追いついてくる。
ここから見る大日山が一番綺麗かな?
今日は想定外のラッセルでこの急登がいつもよりきつく感じた。
山頂まで4時間もかかった。
今までにこんなに時間がかかったことはない。
いつもは近く感じる大日山が今日は遠く感じる。
アンパンを一個食べた後、さあ滑降だ。
石川県側斜面は木立が少ない。快適斜面だ。
少し重めの雪。
テールに重心を置き、後傾にして滑る。
雲が切れ、白山が顔を覗かせる。
山頂から1時間もかからずあまごの宿へ。
登りは辛かったが、滑降は最高に楽しかった。