願教寺山・日岸山 |
2006年5月3日(水)/快晴 |
1690.9m・1669m/石徹白の山旅最終章 |
大杉登山口手前(5:45)---願教寺山(8:45)(9:35)---日岸山(10:45)(11:15)---1160mh(11:30)(11:50)---大杉登山口手前(12:35) |
願教寺山
福井と岐阜の県境に位置する願教寺、よも太郎、日岸、薙刀、野伏、小白の山々を
初めて見たのは赤兎山に登った時だ。それ以来これらの山は僕の憧れの山になった。
2003年に日岸とよも太郎、2004年に野伏と薙刀、そして先日小白山に登った。
後残すは願教寺だけになった。
車は、銚子ヶ峰の登山口である大杉登山口の300m手前まで入ることが出来た。
車を止めると、ちょうど数人のグループが出発するところ。彼らも目指すは願教寺だろうか。
スキーをザックに着け悪名高い林道を行く。
林道は大荒れ、ルートの中で一番の難所だった。
橋を渡り、沢沿いに登り始めると、正面に願教寺の山頂が見えてきた。
1160mh地点に来ると、左に日岸、右奥によも太郎が見えてくる。
この辺りで谷が2つに分かれる。
左の谷を行けば薙刀山、右の谷を行けばよも太郎と願教寺の鞍部に出る。
この谷を詰めれば薙刀山。
帰りは日岸からこの谷に向かって滑り降りてきた。
右の谷を稜線に向かって登る。
願教寺が見えてきた。
ここで中央の谷を詰めればよかったのだが…
稜線に出ると、雪が消え一部笹が出ている。
ヤブ漕ぎはいやなので、隣の尾根を迂回して登ることにした。
尾根のトラバースは亀裂があったりして、きつい。
谷に下りればよかったと後悔。
でもあと少し。
キックターンを繰り返し山頂への急斜面を登っていると、どこからか声がする。
振り返ると、先行したグループが別の尾根を辿ってやって来る。
ヤッター!ついに登頂。
まず目に入ったのは一、二、三ノ峰。
目を左に向けると我が奥越の山々。
中央に赤兎、右に大長、左に経ヶ岳。
、そして振り返ると、よも太郎、日岸、薙刀と連なる山々。
右手奥には雲の襟巻きをした荒島岳。
名古屋から来られたグループ。
「今日は久しぶりに楽だったね」と話す。
いつもはかなりハードな山行をされているグループです。
彼らの行く手に見えるのは笠羽谷と銚子ヶ峰。
さあ、滑降!
みんなが見ているので、格好よく滑ろうとして転倒。
普段どおり滑るのが一番。
1350mh辺りまで滑って、日岸山へ登り返す。
稜線近くからよも太郎を望む。
よも太郎に向かった名古屋のグループが山頂に立っているのが見えた。
滑り降りた願教寺南斜面。
無様なシュプールが残っている。
薙刀山
日岸山頂に到着。
以前日岸に来たときは風が強かったが、今日は風があまりない。
ポカポカ暖かくずっと山頂にいたい気分だ。
薙刀山に人がいるのが見える。向こうからもこちらが見えているかな?
日岸山は、東面はどこでも滑れそう。
谷に向かって真東に滑っていったら、こんなに素晴らしい斜面が現れた。
願教寺南斜面も素晴らしかったが、こっちの方が数段上。
今シーズン一番の滑りを楽しめた。
日岸山
1160mh地点に戻り、
ビールを飲みながら日岸山を振り返る。
帰りの林道は雪が緩んでいたため難なく通過。
念願の願教寺も登ったし、滑降も思う存分楽しんだ。
さあ、後は温泉。満天の湯でゆっくり汗を流そう。