五竜岳 |
2007年8月19日(日)/晴れ |
2814.1m/八方尾根から頂上 |
黒菱平(4:05)---唐松岳頂上山荘(6:45)---五竜山荘(8:25)---山頂(9:05)(9:25)---唐松岳頂上山荘(11:50)(12:10)---黒菱平(14:10) |
五竜岳
深夜2時に黒菱の駐車場に着く。
いつもならすぐ準備をして登り始めるのだが、
先日、聖岳で痛めた腰にまだ違和感があり、登る決心がつかない。
うだうだしている間にすぐ3時30分。
周りの人がヘッドランプを点けて登り始めるのを見てやっと決心。
行けるところまで行ってみよう。
歩き始めると、何のことはない、腰の違和感はすぐ消えた。
5時10分、トイレのある辺りで日の出を迎える。
結果オーライ。
もし駐車場でうだうだしていなかったら、
今頃ガスの中の唐松岳頂上山荘辺りにいて、
この素晴らしい日の出は拝めなかっただろう。
白馬三山は雲の中。
赤く染まる白馬三山が見たかったなあ。
登ってきたときもそうだったが、今立ち止まって景色を見ている時も
既視感というか、なんだか懐かしい感じがする。
八方は初めてなのに、なぜだろう。
双耳峰の鹿島槍ヶ岳、その手前、雲のかかる山がこれから目指す五竜岳。
尾根から八方池と後方不帰ノ嶮方面を望む。
残念!雲が掛かっていなければ。
丸山ケルンから雲海を眺める。
唐松岳頂上山荘はガスの中。
ここで休憩を取る予定であったが、寒いのでそのまま通過。
すぐ岩場に差し掛かるが、ガスと強風でやや緊張。
ガスが切れ、剣岳が...。
五竜岳も姿を現す。
岩場を過ぎれば、五竜岳を眺めながらの快適な縦走路だ。
気持ちよく歩いていたら、
あらら、またガスが掛かり始めた。
まだ朝露に濡れるコマクサ。
五竜山荘から山頂まではガスの中を登る。
山頂に着いたら、うまい具合にガスが切れた。
剣岳、立山が目の前だが、やや雲がかかる。
雲がかかる鹿島槍ヶ岳。朝はあんなによく見えたのに。
唐松岳と歩いてきた縦走路。
五竜山荘から頂上周辺。
おにぎりをほおばりながら、20分ほどかけて展望を堪能。
いつもなら山頂で冷たいビールを飲んで、ほろ酔い加減で下るのだが、
今日は岩場があるので、安全な唐松岳頂上山荘まで戻って飲もう。
五竜山荘を過ぎ、少し登り返したところから五竜岳を望む。
快適な縦走路。
五竜岳を何度も振り返りながらのんびり歩く。
さあ、標高差300mの登り返し。最後の岩場が辛そう。
やっと唐松岳頂上山荘到着。
冷たいビールがうまい。
当初は唐松岳まで往復するつもりだったが、
もう1mも登る気がしない。
それに空模様も怪しい。早く下山しよう。
八方池まで下ると、多くの観光客で賑わっている。
サンダル履きのご婦人方が暑そうに徘徊していた。
蛇行する川を見下ろしているうちに、思い出した。
学生時代、ゼミの合宿でみんなでこの八方に登ったことを。
あのときの僕は革靴を履いていた。