白山 2009年10月16日(金)/快晴
2702m/ミーハー登山
別当出合(5:45)--砂防新道--室堂(7:55)---山頂(8:20)(8:55)---室堂(9:10)--観光新道--別当出合(11:25)


紅葉の別当谷

14日(水曜日)に珍しくkyuちゃんから携帯にTEL.。
「金曜日にね、三浦雄一郎さんと白山に登るのよ」
え〜っ、あの三浦雄一郎さんと…。
「9時に別当出合から観光新道を登るの。白山に来れば会えるよ」
「ま、ミーハーじゃないから、無理に誘わないけど…」
俺、ミーハー、ミーハー、絶対に行く。
でも、口では
「明日(木曜日)、紅葉を見に山に行くから、起きれたら行くね」
と強がる。
「うん、無理しないでね」
いや、無理する。徹夜してでも、絶対行く。

当日、 遠足前の小学生じゃあるまいに、
興奮して夜中に何度も目が覚める。
3時には完全に目が覚めて、そわそわ。
4時に家を出て、5時20分に別当出合到着。



5時45分、少し明るくなりだしてから、砂防新道を登る。
砂防新道は紅葉が最盛期を迎えているが、
まだ日が差し込まないため、
デジカメの手振補正が利かず、ブレブレ。



仕方がないので、
日が当たりだした赤兎山や大長山の稜線を撮りながら行く。



南竜分岐から黒ボコ岩ルートへ。このルートを歩くのは久しぶり。
う〜ん、気持ちがいい。今日もいい天気だ。
手前は別当谷、後方に別山、
さらに右後方雲海に浮かぶのは荒島岳。



ミーハー、ミーハー、
じゃなかった、ハーハー、ゼーゼー。



弥陀ヶ原は霜が降りてヒンヤリ。
木道は霜で真っ白。



五葉坂、
今日は振り返らずに一気に登るぞと思ったが、
やはり振り返ってしまった。
仕方がないよ、ここからの眺めは最高だもん。



室堂の営業も昨日でおしまいだ。



見慣れた風景だけど、
快晴の白山は何度登っても最高。



時間があるので、転法論の窟を探してウロチョロ。
結局見つからず、来年の課題だ。



さあ、いよいよ観光新道の下り。
どのあたりで会えるだろうか。

観光新道を下る人たちに
「今日、ここ観光新道を三浦雄一郎さんが登ってきますよ」
と吹聴しまくる。



もう登り始めたかな?
やたらと別当出合側が気になる。



お〜っ、釈迦岳のブナが金色に輝いている。



湯の谷の紅葉も綺麗だ。



わ〜、慶松平の紅葉も素晴らしい。
こんなに綺麗な慶松平の紅葉を見るのは何年ぶりだろう。



別当坂分岐で三浦雄一郎さんを待つつもりだったが、
なかなか登ってこられないので、じれて紅葉を眺めながら下り始める。



別当谷の紅葉の写真を撮っていると、
真っ白な髪が、三浦雄一郎さんだ!

「こんにちは」と声をかけると、
顔を上げ、こちらを見る。
一瞬、目が合う。本物だ!
「こんにちは」
やったー!声をかけてもらえた。



出会いは一瞬。
すぐ三浦雄一郎さんの後をご家族が続く。



その後をスタッフの一員としてkyuちゃんも続く。
お疲れさん。



有名人に会ったのは何年ぶりだろう。
大学生の頃、東京の下宿先近くの路傍で、
まだそれほど有名でなかった俳優の大滝秀治さんを見かけて以来だ。
もう30数年前のことだが、
あの頃から大滝秀治さんは渋かったなあ、
と取り留めのないことを考えながら別当出合へ下る。



今日1日興奮しっぱなし。
なんだか十代に戻ったような…。
そんな訳ないよな。

別当出合の紅葉も見頃。
紅葉を眺めながらのんびり家に帰ろう。