聖岳 |
2007年8月15日(水)/快晴 |
3013m/360度の大展望 |
登山口(2:45)---薊畑分岐(5:55)(6:10)---山頂(7:35)---奥聖岳---山頂(8:55)---薊畑分岐(9:50)---登山口(11:55) |
小聖岳より聖岳
少しでも涼しいうちに登ろうと、2時45分にヘッドランプをつけて出発。
西沢渡で男性3人のヘッドランプの明かりが動いている。
何をしているのかと思ったら、増水で沢が渡れないので、
渡し篭を利用して渡る準備をしているところだった。
これ幸い、便乗して対岸に渡る。
対岸に渡ったとたん、急登が始まる。
急登とは知っていたが、とんでもない急登だ。
こんな急登は剣岳の早月尾根以来だ。
苔むしたシラビソの林になると斜度が緩む。
明るくなってきたので、ヘッドランプを消して歩く。
5時30分ごろシラビソ越しに聖岳らしい姿が望めるようになる。
やっと長い樹林帯を抜け薊畑分岐に到着。
ここまでノンストップできたので、たっぷり休憩を取ろう。
しっかり休憩を取ったし、アンパンを食べて元気も出た。
さあ、残り標高差600m頑張るぞ。
小聖岳を過ぎると、この眺め。俄然登高意欲が湧いてくる。
いよいよ正念場、砂礫の大斜面だ
単調な大斜面の登りで目を楽しませてくれるタカネシオガマ。
登っても、登っても山頂に着かない。
下山してくる方に「もうじき山頂」と言われて、
ダッシュで駆け上がると、遠くに中央アルプスと御嶽山が...。
そして大迫力の赤石岳が目の前に迫る。
登ってきた大斜面と尾根を見下ろす。
後方には上河内岳から光岳にかけての稜線。
山頂から少し離れて冷たいビールを飲み、おにぎりをぱくつく。
うま〜い!
ビールを飲みながら富士山を眺める。至福の時だ。
奥聖岳から戻ってきた人が、
向こうの方が悪沢岳がよく見えると言うので、
ほろ酔い加減で足を延ばすことにする。
中央に赤石岳、右に悪沢岳、左後方に仙丈ケ岳
さて、戻るか。
タカネヤハズハハコ
タカネツメクサとチシマギキョウ
360度の大展望を十分堪能したことだし、そろそろ下山しよう。
砂礫の大斜面は滑りやすく歩きにくい。
マルバダケブキの群生地から光岳を望む。
薊畑分岐と上河内岳
下っても下っても続く長い樹林帯。
沢音が大きくなってきたから、その樹林帯からもやっと解放されそうだ。
渡し篭で沢を渡るとき、ロープに降られて篭から落ち、頭をゴッツン。
ザックがクッションになったため大事に至らなかった。
ただ、起き上がるときに腰をひねったようで少し痛む。
どこか温泉にでも寄るか。