コシアブラ

もう山登りを始めて１２年になるが、
福井の山でもまだ歩いていないルートがある。
日野山の萱谷コースもその一つ。



今日は晴れの予報が出ているのだけど、
車で一乗谷を通過するとき、弱い雨が降っていた。
登山口のある味真野は雨こそ降っていないが、どんより曇り空。
天候の回復が遅れているようだ。


日野山

暑い！
よく踏まれた溝状の道は急登で、のんびり歩いても、汗が噴出す。



カサコソ、カサコソ
ブナの落ち葉を踏みながら行く。



山頂まであと少し。



山頂には荒谷からの先行者が一人。



山頂に着いたら、
すぐ引き返すつもりだったが、先行者と話が弾んでしまった。



登山道沿いは細いブナの木が多い。



やっと日が差し始めたけど、白山は見えないや。



コシアブラの葉は秋になると、
半透明の薄い緑やクリーム色になる。
その葉がまるで油を漉し取った後の紙のように見えるところから
コシアブラの名前が付いたとか。



登山口には電気の流れている柵がある。
黄色い持ち手を持って外すのだが、
誤ってちょっと電線に触れてしまった。
微かにピリッと来ただけだった。