鳳凰三山 |
2006年10月8日(日)/快晴 |
地蔵岳(2764m)・観音岳(2840.4m)・薬師岳(2780)m |
青木鉱泉(5:30)---鳳凰小屋(8:30)(8:40)---地蔵岳(9:35)---観音岳(10:55)(11:05)---薬師岳(11:25)(11:35)---青木鉱泉(14:55) |
地蔵岳のオベリスク
国道20号線からダートな道を12km走り、5時に青木鉱泉に着く。
ほぼ満杯の駐車場に車を止め、すぐ出発の準備にかかる。
青木鉱泉からはドンドコ沢登山道と薬師岳登山道の2つがある。
沢沿いの方が紅葉が綺麗だろうと判断し、ドンドコ沢登山道を登ることにする。
沢に沿うように樹林帯の中を登る。
中々の急登だ。
枝沢の冷たい水を飲みながら高度を稼ぐ。
白糸滝から15分ほど登ると、紅葉した稜線が見える。
観音岳だろうか。
五色ヶ滝
登山道からは南精進滝、鳳凰の滝、白糸滝、五色ヶ滝が見られる。
最後に現れる五色ヶ滝がもっとも豪華。
滝つぼまで下りる道があるので、途中まで下りてみる。
滝壺近くには虹が、上を見あげると紅葉と青空が…。
まさに名前どおり5色の滝だ。
木の間越しに富士山が見える。
山頂には少し雲がかかるが、よく見ると冠雪しているような。
ドンドコ沢源流の川原に出ると、
正面に地蔵岳のオベリスクが見える。
期待通りの紅葉の中を気持ちよく歩く。
ドンドコ沢源頭近くに立つ鳳凰小屋で
素晴らしい紅葉を眺めながら休憩を取る。
小屋のご主人に「山頂まで1時間だよ」と言われ小屋を後にする。
山頂近くのダケカンバの黄葉が綺麗だ。
頂上直下のザレ場。
崩壊した花崗岩の白い砂礫はズルズル滑って歩きにくい。
1歩進んだら半歩ずり落ちるようなザレ場に閉口し、
振り返ってしばらく紅葉を眺める。
オベリスクに最初に登ったのは、あのウェストンだそうだ。
当時の人は「この罰当たりが」と言ったのかしら。
多くの人が登っているので、まねて登ってみる。
最後のオベリスク部分にはロープが下がっているが、
風がきついので、登るのを断念。
登ったはいいが、下るのは怖い。
無事賽の河原まで戻って来てホッとする。
オベリスクを堪能したので、白根三山を眺めながら観音岳に向かう。
北岳・間ノ岳・農鳥岳の白根三山はうっすらと雪化粧している。
そういえば今朝は寒かった。
北アルプスは雲がかかって見えないが、きっと冠雪しているのだろう。
観音岳の登りはそれほどの急登ではないのだが、
ドンドコ沢の登りで頑張りすぎたので、思うように足が上がらない。
何度もオベリスクを見下ろしながら、少しづつ高度を上げる。
やっと、たどり着いた観音岳で休憩。
薬師岳へは緩やかな下り。富士山眺めながらのんびり歩く。
観音岳を振り返る。
薬師岳から富士山を眺める。
やはり冠雪している。
下山は薬師岳から青木鉱泉へ中道を下る。
明日は塩見岳に登るので、早く下山してゆっくり休もう。