不帰ノ剣と天狗ノ頭

今年の夏は小屋泊まりで目いっぱい夏山を楽しむつもりだったが、
父や弟の入院、選挙のお手伝いなどで思うに任せなかった。
ここに来てやっと時間に余裕ができたので、
久しぶりに遠出しよう。
行先は後立山で未踏の不帰の剣。



黒菱の駐車場で３時間仮眠をとった後、
深夜の２時にヘッドランプを着けて出発。
八方尾根を順調に登り、
唐松山荘で久しぶりの御来光を拝む。


唐松岳

御来光も素晴らしいが、
朝日で山々が赤く染まるモルゲンロートがもっと素晴らしい。



不帰ノ剣



五竜岳



立山と剣岳



ここからは未踏。
朝食を済ませたら、出発だ。



いつかスキーで滑ってみたい唐松沢。



不帰ノ剣�V峰



�U峰南峰



�T峰と�U峰北峰



北峰から鎖場が連続する核心部分。
中央に見えるのは�T峰。



毛勝三山



このルートで最も緊張する鎖場。



岩場が大の苦手の僕だが、
よく整備されているので、案外すんなり通過できた。



�T峰から不帰ノ剣核心部を振り返る。



�T峰から天狗の大下りを望む。
標高差３００ｍを登らなければならない。
こりゃ、大変だ。



不帰のキレット
この辺りからたくさんの登山者と出会う。
さすがに人気のエリアだ。



ひ〜、天狗の大下りを登りきったど。



ここから天狗の頭までは緩やかな登りが続く。



コマクサ



唐松岳がかなり遠くなったな。



天狗の頭に着くと、前方に白馬鑓ヶ岳が見えるようになる。
へぇ〜、鑓ヶ岳ってこんなにカッコよかったんだ。



天狗山荘



わ〜、ウルップソウだ。
ウルップソウを見るのは、八ヶ岳以来。
久しぶりだな。



まもなく分岐、未踏部分の終了だ。
これで朝日岳から五竜岳まで繋がる。



さあ、ここから猿倉までどのくらいかかるだろうか。
スキーだったら、
２時間、いや１時間３０分で着くのにな。
１時４０分のバスに間に合わないと、
最終のゴンドラに乗れない。
なんとか４時間３０分で下りたいところだ。



お花畑最高！
でも、のんびり写真を撮ってられない。
急ごう。



は〜、疲れた。スキーで一気に滑り降りたいな。



鑓温泉
へぇ〜、雪がない時はこんな雰囲気なんだ。



緑が濃くいい眺め。



しかし、長いよ。
小日向のコルまでまだかなりの距離だ。



小日向のコルは積雪期と違い木々に囲まれて見晴らしがよくない。
唯一、小日向のコルから少し下ったところで白馬岳が望める。



猿倉台地も木々が覆い、登山道が見えない。
とにかくただひたすら下るのみだ。



猿倉に着くと、ちょうど１２時２５分のバスが出発するところ。
ラッキー！


黒菱から望む白馬三山

バスは涼しくてよかったが、
ゴンドラは暑くて最悪。
真夏の真昼間のゴンドラに乗るもんじゃないと痛感。
さあ、クルマのクーラーをガンガンきかして家に帰ろう。