雲ノ平を行く

いつも日帰りばっかりで
過去に山小屋泊まりの経験はわずかに２度。
母がショートステイで家には無愛想な猫１匹だけ。
１０年ぶりに山小屋に泊ってのんびり山歩きを楽しんでくるか。



１日目は日本最後の秘境と呼ばれている雲ノ平。



なんという暑さだ。
三角点までの急坂で汗が止まらずバテバテ。
太郎平小屋まで非常に遠く感じた。



今日は雲ノ平山荘泊まりだから、時間を気にせずのんびり行こう。



それにしても雲ノ平まで結構な距離だ。
一体どのくらいあるのだろう。



山小屋泊まりか。
ワクワクするような緊張するような。



飯は不味いんだろうな。
夜はよく眠れるかな。
１枚の布団に２人寝るのだけは勘弁してほしいな。



いかん、いかん、
余計なこと考えずに景色を楽しまなきゃ。



あっ、水晶岳だ。



ん、こっちは黒部五郎かな。



薬師沢が黒部川に合流。
薬師沢小屋の前に架かる吊橋を渡って黒部川に下りる。
雲ノ平への急坂を登る前に、ちょっと早いがランチを済ましておこう。



ぎゃ〜、雲ノ平への急坂がこんなに堪えるとは…。
岩が濡れていてよく滑る。下りでは使いたくないなあ。
あちゃあ、ハイドレーションの水が残りわずか。
ランチの時に水を補充して来るんだった。



ふ〜、やっと木道が現れた。


薬師岳

さすがに２５００ｍを越える高所、涼しいや。
急坂であんなに汗を掻いたのが嘘のよう。
周囲を見渡せば蒼々たる山々。
進路方向東に水晶岳、北に薬師岳、南に黒部五郎岳など。


黒部五郎岳

明日は黒部五郎を回って帰ろうかなあ。



前方左に祖父岳、右に祖母岳。
普通にそふ岳、そぼ岳と呼ぶのかと思ったら、
周りの人はみんなじい岳、ばあ岳と呼んでいた。



やっと雲ノ原山荘到着。



宿泊手続きを済ませ、しばし部屋でのんびり寛ぐ。



小屋周辺には水場がないので、
キャンプ場の水場まで散策を兼ねて出かけることにした。
山小屋の主人の話では
今年は高山植物の開花が遅れ、
今、例年の７月末の開花状況だとか。



今日は樹林帯の中を歩くことが多かった。
明日は稜線歩きを楽しもう。晴れるといいなあ。
三俣蓮華、黒部五郎、北ノ俣を経由して折立に下るんだけど、
結構な距離がありそう…。飯食ったら早く寝ようっと。