乗鞍岳

今日は夕方から営農組織の総会があるので、
単独で乗鞍岳に行くことにした。
１２時までに下山するつもりで、１０時行動終了とする。
肩の小屋まで行けるかな？



駐車場で１時間ほど仮眠し、明るくなってから出発。



早朝なのに全然寒くない。
今日は気温がかなり上がりそうだ。



中々調子が出ない。肩の小屋までは無理かな？



ツアーコース入口の斜面の藪は完全に埋まっている。
今日は藪を気にせずに滑走を楽しめそうだ。



でも雪質は最悪のモナカ雪。



奥穂高岳を望む。



高度を上げるにつれ雪質はガリガリ君モード。
位ヶ原のあの急斜面スキーアイゼンで登れるかな？
靴アイゼンは持ってこなかったから、
登れなかったらここで行動中止にしよう。



直登は無理なので、
右の樹林帯から木の枝につかまりながらなんとか登った。
結構時間がかかったな。



わ〜、もうじき１０時。
肩の小屋どころか肩の小屋口も無理じゃん。



ここで行動終了。
シールを剥がして位ヶ原の急斜面に向かう。
急斜面で横滑りからターンに移ろうとしたん、右のビンディングが外れた。
すぐウイペットを突き刺し転倒を免れたが、
体勢を立て直そうとして左足に体重をかけると、あろうことか今度は左のビンディングが外れた。
そして…ザックの重みで後方に転倒…あれ〜、滑落だ。
加速度が増すと、ウイペットは全く役に立たない。
板が両方とも外れているもんだから、体を回転せて板で止めることもできず、なすすべもなく滑落が続く。
斜度が緩んだところで止まった。



滑落の原因はビンディングの解放値にあるのだが、すぐには調整できない。
でも今日のガリガリ君やモナカ雪で急制動をかけると、またビンディングが外れそう。



とりあえずトゥピースのロックをハーフロックにして解放値を強化。



その後、悪代官…いや悪雪にとことん虐められた。
地獄じゃ。



パウダーシーズンは圧雪されたゲレンデは好きじゃないが…



今日は圧雪されたゲレンデが天国のように思えた。

GPS軌跡