位ヶ原の紅葉

去年見逃した位ヶ原の紅葉、今年こそはと勇んでやって来た。
三本滝のレストハウス裏から出発。



鈴蘭橋からの登山道に合流。
大好きなダケカンバの黄葉が目の前に広がり、
つい見とれて鈴蘭橋の方に下ってしまう。



下っている時に左膝が少し痛む。
大菩薩嶺で痛めた左膝、完治したものと思っていたのだが…。
すぐサポーターをし、分岐まで戻る。
登りでは全く痛まない。



静かなコメツガの樹林帯を登る。



歩きやすい道。
最近、バスを利用せずに、この登山道を歩く人が増えているそうだ。



「ブブーッ」という音。
顔を上げると、車道を走るバスが見える。
何度も何度も車道が登山道を横切る。



冷泉小屋



登山道脇よりも車道脇の紅葉の方が綺麗に見える。
なぜだろう。


位ヶ原山荘

膝が心配なので、スピードを抑えて登ったため予定よりもかなり時間がかかった。

この辺りからカメラマンや登山者が目立つようになる。



位ヶ原の登りで出会った人の話では、
昨日の雨で位ヶ原のナナカマドはかなり葉を落としたそうだ。
でも十分綺麗だ。



チングルマ
赤と白のコントラストに目を奪われる。



紅葉にガスがかかる。



ナナカマドの実。今年は豊作だ。



剣ヶ峰と蚕玉岳。
今年の春、あのルンゼをスキーで滑降したのを思い出す。

剣ヶ峰に登るつもりだったが、下る際の左膝が心配なので取り止める。
代わりに畳平まで行き、まだ登っていない魔王岳に登ることにする。



乗鞍エコーライン
３年前までは車が数珠繋ぎだったのに、様変わりだ。



緑、黄、赤
なんて美しいんだろう。


乗鞍スカイラインと槍・穂高

魔王岳は槍・穂高の展望台だ。
焼岳や上高地は雲の海に沈んでいる。


畳平と乗鞍岳

帰りは、もう一度位ヶ原の紅葉を眺めながら下るつもりであったが、
左膝に負担をかけないため、大事を取りバスで下山。



下山後、「湯けむり館」で入浴。
乳白色の湯につかり、疲れを取る。あまりに気持ちよく、久しぶりの長湯となった。