正木嶺の白骨林
前夜、天気の悪い福井を脱出。
目指すは世界有数の降水量を誇る大台ヶ原。
３４０ｋｍ、５時間半かけて大台ヶ原の駐車場に着く。
天気予報では９時頃から天候回復らしいが、
その頃には人出が多くなり、静かな山歩きを楽しめない。
それでまだ雲が覆う、ほの暗い中を出発。
トウヒの原生林の中を歩き鞍部へ。
鞍部から階段を上がり、大台ヶ原の主峰日出ヶ岳へ。
日出ヶ岳の展望台から大峰連山を望む。
天候が回復して来て陽が射し始める。陽射しで熊野灘の海面が赤く染まる。
正木嶺のトウヒの立枯れの中を行く。
正木ヶ原や牛石ヶ原はイトザサが絨毯のように茂る。
秋は恋の季節。
正木ヶ原を歩いていると、オスのシカがヒュイーオー、ヒュイーオーと泣く。
でも姿は見えず。
大蛇嵓の展望台にはカメラマンが陣取って動かない。
それで背伸びをし、さらにカメラを高く掲げて不動返しの写真を撮る。
大普賢岳・山上ヶ岳
八経ヶ岳・弥山
釈迦ヶ岳・孔雀岳・仏生ヶ岳
不動返しを覗く人たち。
綺麗に色付いている。
モミジかと思って近づいてみたら、違っていた。
綺麗な紅葉を探しながら、駐車場に戻ることにする。
紅葉の写真を撮るのに夢中になっていると、目の前にシカが…
紅葉をたっぷり堪能して、駐車場に戻ると、車で一杯。
道路の両脇までびっしり車が並んでいる。
大台ヶ原ドライブウエイを紅葉を眺めながら下った後、
今日のもう一つの楽しみである温泉へ。
入之波温泉山鳩湯は黄褐色の湯。
多くの日帰り入浴の客で賑わっていた。
