幌尻岳チロロ林道から2024年7月4日(木)/晴れ時々雨
登山口(2:40)---トッタの泉(5:20)---北戸蔦別岳(7:00)---戸蔦別岳(8:20)---山頂(10:30)(11:50)---戸蔦別岳(12:45)---北蔦別岳(14:05)---トッタの泉(15:40)---登山口(18:40)


北戸蔦別岳から戸蔦別岳と幌尻岳を望む

百名山踏破に後1座。
残った1座は難関幌尻岳。
幌尻岳へのコースは3つ、
額平川コーズ、新冠コース、そしてチロロ林道コース。
この中で日帰りで来そうなのはチロロ林道コース。
チロロ林道コースは往復25km。
おいらみたいなジジィでもなんとかなりそう。



いつもならロングの場合深夜0時に出発するのだが、
沢の徒渉があるコースなので、
あまり暗いうちに沢に差し掛かると、
徒渉地点が分からない可能性がある。
それで2時40分頃に登山口を出発。



心配した沢の徒渉は…



何の問題もなし。



沢を離れて…



尾根に取り付くがかなりの急登。
その上、めっちゃ滑りやすい。
こりゃ、帰りは要注意だ。



北海道で沢の水を飲んではいけないのは常識。
トッタの泉は湧き水なので、エキノコックスの心配はないらしい。
でも、飲むのはやめておこう。



おっ、稜線が見えてきたよ。



樹林帯を抜けるとこの眺め。



あの雲海の上に島のように浮かんでいる山は何て言う山だろう?



ウコンウツギ



ピンボケ〜。
ミヤマオダマキ



これはもっとピンボケ〜。
エゾミヤマハンショウヅル



稜線に出ると、幌尻岳が姿を現した。
うへ〜、遠いじゃん。
あそこに行くには左側から稜線を辿らなければならない。



まずはヌカビラ岳へ。



言わずと知れたチングルマ。
今日はのんびり写真を撮っている余裕はないんだけどな。



ヌカビラ岳に着いたよ。



出た、ハイマツ。
このルートで一番厄介な奴だ。



チシマヒョウタンボク



次は北戸蔦別岳へ。



わ〜、しんどそう。



タカネシオガマ



北戸蔦別に到着。
次は2番目のピーク戸蔦別岳へ。



エゾノツガザクラ
ムフフ…君たち、カワイイね。



戸蔦別岳の登りで雨が降り出した。
通り雨だと思うけど…雨具を着るか。



戸蔦別岳に着いたら、雨が止んだ。
あ〜あ、やっぱり通り雨だったんだ。
面倒だけど、雨具を脱ごう。



げっ、なんだこのえげつないアップダウンは。



ひ〜、やっと登ったと思ったら、まだ続くのかよ。



ひ〜、あのピークを越えれば幌尻岳だ。



言わずと知れたチングルマ。
ん?
そうなんだよ、写真を撮っている余裕はないの。



幌尻岳が見えた途端、雨が降り出した。
こりゃ、通り雨じゃないや。
雨具を着るよ。



山頂に着いたら、雨が止み、代わりに濃い霧に包まれる。



100名山踏破したのに、何の感慨も無し。
もっと感動すると思ったのにな。
額平川コースから来たグループにそのことを話したら、
みんなから「おめでとう、おめでとう」と祝福された。
これには照れ臭かったけど、うれしくてウルっと来てしまった。



さあ、帰るよ。



ミネズオウ



ひえ〜、ますます霧が濃くなった来た。



そのうえ、風まで強くなってきた。



アズマギク



疲れたよ。



霧やハイマツが行く手を遮る。



エゾフウロ



スマホが濡れてルートが確認できない。



稜線からの下りはあんなに気をつけていたのに、
2度もこけちまった。



登るときはそんなに感じなかったのに、
沢歩きも、林道歩きもめっちゃ長く感じた。



なんとか明るいうちに戻れた。
さあ、早くホテルにチェックインして爆睡するぞ。

GPS軌跡