2004年10月16日/快晴 | |
2053m/初雪の釈迦新道を行く |
市ノ瀬(5:45)---前峰(8:35)---山頂(8:45)(8:50)---前峰(9:00)(10:50)---市ノ瀬(12:30) |
白山釈迦岳
昨日西山から白山の初冠雪を見ていたら、まだ誰も歩いていない雪の上を歩きたくなった。白山は多くの人たちに踏まれてしまっているだろうが、釈迦岳ならまだ誰も歩いていないかもしれない。そう思ったらどうしても釈迦岳に登りたくなった。 朝4時に起き、空を見上げると星が瞬いている。どういうわけか白山の初冠雪の翌日は快晴の日が多い。すぐ準備をし出発、5時20分に市ノ瀬の駐車場に着く。交通規制が終わったため市ノ瀬駐車場はガラガラ。 長い林道を歩き釈迦岳登山口へ。登山口には釈迦岳まで3.9kmの標示。その3.9kmの大半がブナ林だ。とにかく延々とブナ林が続く。最初青かったブナの葉も、高度を上げるに連れて黄色くなる。それでもいつもの年ほど鮮やかではない。 長かったブナ林を抜けると、ササとダケカンバの中の登山道になる。登山道には待望の雪が現れる。思った通り、まだ誰も歩いた跡がない。静かに一歩を踏み出す。「ザクッ」という音。 久しぶりの感触だ。 前峰を過ぎ山頂へ。山頂を踏んだ後、すぐに前峰に戻る。前峰の方が見晴らしがいい。今日は今年一番の秋空だ。空気が澄んでいて、遠く伊吹山まで見える。 |
ダケカンバ
初めの一歩。 今日はこの一歩のために登ってきた。 |
カエデ もっと赤いと映えるのだが
思う存分雪を踏みしめる
赤兎山・経ヶ岳・大長山
釈迦岳山頂より別山を望む
ビールを飲みながらブランチを済まし、時計を見ると、10時。今日は仕事が4時からなので、10時下山の予定だった。ところがあまりに天気が良く、気持ちがいいので、下山する気にならない。ぐずぐずしていると、賑やかなグループが登ってくる。愛知、岐阜、滋賀の方々でネット仲間とのこと。最近リンクして頂いた岐阜の白影さんの名前を出すと、白影さんもネット仲間と言う。そのうちのお一人はmakotoさんで、昨日白影さんの掲示板で、釈迦岳に登ると書き込まれていたので、どこかですれ違うかもしれないと思っていた。でもこんな形でお会いできるとは思ってもみなかった。 他の方々も次々と紹介されるが、覚えられない。でも和たんさんのHPに登場するひよこ隊のメンバーで、よくお見かけするお名前ばかりだった。記念写真を撮ったり、山の話をしたりしていて、ふと時計を見ると、10時50分。名残惜しかったが、慌てて下山にかかる。 ところが下り始めると、珍しい人に出会う。名前は存じ上げないのだが、福井の山に登っていてよくお会いする人だ。今年は、今日も含めて3回もお会いしている。15分ほど立ち話をし、お別れする。 12時までに市ノ瀬に戻る予定だったので、駆けるように下る。市ノ瀬には12時30分着。30分遅れで済んだ。これで仕事に間に合うと思いながら家路に着く。 |
釈迦岳へようこそ
ケンケン隊の皆さん あれが白山ですよ
ブナ林を駆け下りる
一休み ブナが眩しい