白馬岳 | 2004年8月8日/快晴 |
2932.2m/蓮華温泉より |
蓮華温泉(2:00)---白馬大池(4:25)---小蓮華山(5:55)---山頂(7:05)(7:35)---蓮華温泉(11:20) |
白馬岳
270km、4時間20分かけて、翌日の12時50分に蓮華温泉に着く。白馬大池辺りで御来光を見ようと思い、2時に出発。天狗の庭までは樹林帯の中を歩く。登山道はそれほど急なところはなく歩きやすい。天狗の庭で10分休憩を取り、また樹林帯の中を歩く。天狗の庭から白馬大池までは木の根や大きな石が出ており、歩きにくい。ヘッドランプで足元を照らし、慎重に歩く。 白馬大池に着く頃には、空が白み始め、ヘッドランプを点けずに歩ける。御来光は白馬大池から2つ目のピークで見る。日の出は5時5分頃。御来光はもちろん、朝日に染まった後立山連峰が綺麗だった。 |
朝日に染まる後立山連峰
小蓮華山までは朝日を浴びながら、快適な稜線歩きを楽しむ。トウヤクリンドウやタカネシオガマなどの高山植物が目を楽しませてくれる。 小蓮華山からの眺望は最高。五竜岳や鹿島槍ヶ岳といった後立山連峰だけでなく、その背後には槍ヶ岳や穂高岳も見える。白馬岳山頂で山座同定を楽しむため小蓮華山での休憩を早目に切り上げ、山頂に向かって歩き始める。 白馬岳山頂への登りに差しかかると、多くの登山者が下りてくる。山小屋に泊まった人たちだ。 7時5分に山頂に着く。長野県側からガスが上がってきており、長野県側は全く見えない。かろうじて富山県側の剣岳と立山が見える。それもやがてガスがかかりはっきり見えなくなった。山座同定ができなくなり残念。 |
三国境より雪倉岳を望む
山頂へ | 山頂はガスが上昇してきている |
剣岳
食事を済ませて下山することにする。花の写真を撮りながらゆっくり下る。白馬大池まで色々な花が咲き乱れていて、デジカメのメモリーカードがあっという間に一杯になってしまった。 |
ガスがかかる小蓮華山 | 白馬大池 |
ミヤマアズマギク
タカネシオガマ
トウヤクリンドウ
チシマギキョウ
イブキジャコウソウ
タカネツメクサ
ミヤマコゴメグサ
オヤマリンドウ
コマクサ
9時35分に白馬大池に別れを告げ、樹林帯に入る。早朝蓮華温泉を出発した登山者たちがどんどん登ってくる。 登る時は暗くて足元しか見ていなかったが、樹林帯にはダケカンバやカラマツソウの群生などが見られる。天狗の庭で団体さんに交じり休憩。夜中には暗くてシルエットしか見えなかった雪倉岳と朝日岳、帰りに見るのを楽しみにしていたが、あいにくガスがかかり見えない。 コメツガやオオシラビソの樹林帯を下り、11時20分に蓮華温泉に着く。汗を流すため温泉ロッジで入浴する。内湯の湯船につかると、熱い。一緒に入っていた地元の人に温度を尋ねると、44度位だという。秋の涼しい頃だとこれ位の熱さがちょうどいいそうだ。久しぶりに温泉らしい温泉につかり満足。 汗を流してさっぱりしたところで家路につく。 |
蓮華温泉ロッジ