宿の岩 | 2004年10月31日/晴れ |
890m/石川県河内村 |
登山口(9:30)---べンチ(11:55)(12:10)---宿ノ岩(13:05)(13:15)---蛇巻岩(13:55)---登山口(14:55) |
もみじ
宿の岩は白山修験者が白山に登る前に修行したところだそうだ。 登山口から5分ほどのところに不動滝がある。ちょっと立ち寄ってみる。一人の男性が写真を撮っている。 「滝壺のイワナは釣ってはいけません」という立て札。覗いてみるが、分からない。滝壺から少し下った沢を覗くと、10cmほどの魚影が一瞬見える。 滝を離れて、登山道を登り始めると、前方に何か気配がする。顔を上げると、10mほど前方にカモシカが2頭。近づいても逃げない。最接近3m。飛びつけば、捕まえられそうな距離だ。更に足を一歩前に出すと、沢のほうへ駆け下りていった。 気持ちのいい沢筋をしばらく歩く。色々な鳥が足元から飛び立つ。立ち止まって沢をしばらく覗いていると、黒い魚影が動くのが見える。 |
カモシカ | イワナを探し沢を覗く |
沢の源頭まで来ると、道が分かり難くなる。杉林に入ると、スギが切り倒されていて、道が見えなくなる。尾根に取り付く道を見落としたらしい。尾根筋の道を探して戻る。採石場近くまで戻るがそれらしきものはない。沢の源頭まで行って、適当なところで尾根に取り付こうと決める。ところが杉林の数m手前に尾根に向かって薄い踏み跡がある。上を見上げると、赤布が見える。1時間ほどのロスだ。 急登を過ぎると、ベンチがある。お腹がすいたので、食事を摂りながら休憩。 ベンチのあるところからはもみじの連続。まさにもみじのトンネルだ。登りが続くのだが、もみじに気を取られて、少しも苦にならない。これほどのもみじに出会えるとは思ってもみなかった。 |
宿の岩はたたみ2畳ほどの大きさ。もっと大きいものを想像していた。近くのベンチで休憩。朝出掛けに頂いたお饅頭を食べる。餡が一杯詰まった立派なお饅頭だ。 下山は最高地点を通り、蛇巻岩の方へ下る。蛇巻岩からは急な下り。この下りも、もみじのトンネルが続く。もみじに気を取られて、何度も転びそうになる。長い下りを終えて林道に出る。林道を歩き登山口まで戻る。今日はもみじに酔った1日だった。 |
宿ノ岩 | 最高地点 |
蛇巻岩 | 蛇巻岩の隣の岩に登り谷を見下ろす |