取立山奥越のクラシックルート2014年3月19日(水)/晴れ
おいの水谷(6:45)---護摩堂峠(8:35)---こつぶり山(9:45)---原高山(10:15)---取立山(10:25)(10:50)---こつぶり山(11:10)(11:25)---護摩堂山(12:00)---おいの水谷(12:35)


県境尾根

山スキーでシールを貼ったり、
剥がしたりするのは面倒なものだ。
この面倒なシールの着脱をしなくていい
ステップソールスキー(うろこ板)というものがある。
ステップソールといえばテレマークの独擅場だが、
アルペンだってやってやれないことはない。



ステップソールのスキー板はブルーモリスから
Randonee-XとRandonee-Lightの2種類が出ている。
ブルーモリスにメールで問い合わせたら
アルペンだったらRandonee-Xがお勧めですよとの返信。
早速昨年ブンリンで購入した。
ビンディングは軽量のTLT Speed-Radical。



シールほどの登坂能力はないだろうから、
まずはおいの水谷から林道を辿ることに。
ところが昨日の雨と放射冷却で林道はガリガリ、
たいした斜度もないのにスリップして1歩も進まない。
クトーを装着してなんとか歩行開始。
いつもはショートカットの連続なのだが、
今日は忠実に林道を辿る。



林道終点から杉林へ。
杉林では少し急になるとクトーを着けていてもスリップ。
斜登高とキックターンを繰り返し…



なんとか谷トンネルからの林道に出る。
護摩堂山への急斜面はとても登れそうにないので、
護摩堂峠を目指すことに。



護摩堂峠付近から胡摩堂谷を見下ろす。



護摩堂峠を経てやっと県境尾根に乗る。
やったー!今日初めての白山だ。



モータリゼーションが発達して
国道157号線が開通するまでは
谷集落に一泊し、翌日、
五所ヶ原、護摩堂山、そしてこの県境尾根を辿って
取立山に至るのが人気のツアーコースだったそうだ。



白山を眺めながらのんびり歩いていたら、
こつぶり山がもう目の前だ。



取立平と取立山



取立山に行く前に…



まず原高山に寄って行こう。



原高山から眺める白山。



原高山から滑降モードにして取立平へ滑る。
さて、取立山山頂までスリップせずに登れるかな。



雪が緩んできているため
いとも簡単に登ることができた。
さあ、また滑降モードにして取立平に滑り込もう。



うろこ板だからガリガリ音を立てて滑りにくいと思っていたのに、
意外や意外、滑り心地はそれほど悪くない。



充分緩んできたので、
こつぶり山へはクトーを着けずに
すんなり登ることができた。



さあ、おなかも満たしたことだし、
登って来たルートを護摩堂峠まで一気に滑り、
その後、護摩堂山を登り返そう。



護摩堂山への登りもクトーを装着せずに、
こちらもすんなり山頂へ。



護摩堂山から眺める白山。



ピストンした県境尾根。



まだガリガリの北面斜面を
おいの水谷の源頭部に向かって滑降。



こちらは充分緩んで、本日最も楽しめた斜面。



さあ、ラスト。
車に向かって一気に滑るぞ。

ステップソール板、
これから4月、5月の暖かい日には重宝しそうだ。


GPS軌跡