中の湯登山口(8:40)---山頂(10:35)(11:10)---中の湯登山口(12:45) |
錦秋
今週に入ってバタバタとあわただしい。
やっと一段落つき、
また深夜に起きて遠出しようと、早く寝たのに、
あちゃっ、寝過ごした。
5時にもぞもぞ起き出し、
両親のために朝食の準備をしながら、
さて、今から出かけて登れる山はと考える。
考えた末に、焼岳に決める。
家を6時に出発、登山口には8時30分着。
樹林帯のダケカンバが黄色く色づき始めている。
樹林帯を抜けると、
鮮やかなナナカマドが目に飛び込んでくる。
白山で焼けて茶色いナナカマドばかり見ていたので、
一層赤さが際立って見える。
流石に人気の山なので、平日でも登山者が多い。
3、4人のグループを抜くと、
その内のお一人から「どこかでお会いしましたね」と声が掛かる。
なんと2年前の水曜会の医王山山行でご一緒したとか。
共通の知り合いであるジオンさんや和たんのことが話題に上がる。
去年は11日に焼岳に登ったが、
紅葉が終盤を迎えていた。
今年はちょうどいい時期に来たようだ。
これも寝坊したおかげだ。
たまには寝坊するのもいいものだ。
先ほどまで山頂にかかっていたガスがかなり薄れてきた。
山頂に着く頃には切れそうだ。
やった〜、ガスが切れた。
山頂は結構賑わっている。
雲が邪魔。
槍も奥穂も山頂が見えない。
さっきまで見えていた双六岳まで見えなくなってしまった。
粘ってもなかなか雲は切れそうにない。
今年は何度も槍や穂高を見ているので、いいや。
帰ろう、帰ろう。
今日はこの紅葉が見られただけで満足と思っていたら…
さっきまで雲がかかっていた霞沢岳や
奥穂まで見えてきた。
それに紅葉のおまけつきだ。
山頂よりこっちの方がいい眺めだ。
なんだか得した気分。
さあ、この鮮やかな紅葉を目に焼き付けて家に戻ろう。