赤岳・横岳・硫黄岳 2008年7月13日(日)/晴れ
横岳(2829m)に咲くウルップソウ
美濃戸(4:35)---行者小屋(6:00)---赤岳(7:05)---横岳(9:15)(9:25)---硫黄岳(10:05)(10:25)---美濃戸(12:05)


ウルップソウ

本州では八ヶ岳や白馬岳周辺でしか咲かないウルプッソウ、
前々から見たいと思っていたのだが、咲くのが梅雨の盛り。
1週間、今度の日曜日は晴れてくれと念じ続けた。
祈りが通じたのか、八ヶ岳周辺に晴れの予報が出た。
登山口の美濃戸までは我が家から255kmほど。
涼しいうちに登り始めたいので、前夜11時に出発。
美濃戸には4時10分頃到着。
早速準備し登山口へ。
久しぶりに一睡もせずに山登りだ。頑張るぞ。



最近、疲れが腰に溜まる。
少しでも腰への負担を避けるため、今日からダブルストックだ。
ダブルストックはバランスが取りやすく歩きやすい。
睡眠不足で体が重いのに、いつもより順調なのはダブルストックのおかげかな?



お目当てのウルップソウは横岳に咲くので、
赤岳に立ち寄る必要がないのだが、
せっかくこんなに遠くまで来て、
八ヶ岳最高峰に登らずに帰るのは寂しい。
予想より天気がよく、南アルプスがよく見える。
やはり赤岳に立ち寄ってよかった。



甲武信ヶ岳・金峰山・大菩薩嶺などの奥秩父の山々。



やったー、富士山だ。



さあ、いよいよ本日のお楽しみ。
横岳の一番奥に位置する奥の院まで花三昧だ。
どんな花が咲いているか楽しみ。



ミヤマシオガマが盛り。
ピックの花は女性に好かれそう。



ミヤマオダマキは数が少ない。



イブキジャコウソウはこれから徐々に咲き始める。



イワべンケイもこれからの花。



お目当てのウルップソウ。
今日はこれを見ただけでもう満足。



もっと数が少ないのかと思っていたのだが、
無名峰付近の西側斜面に群落を作っている。
なんだか青いパイナップル畑みたいだ。



チョウノスケソウが最盛期。
花がチングルマに似ている。



チョウノスケソウとともに今回もっとも目を引いたオヤマノエンドウ。
もう実をつけているものもあった。



奥の院から、赤岳から続く稜線を振り返る。
2時間たっぷりと花を楽しんだ。
まさに花の宝庫、花街道と言っても過言ではないだろう。



小同心や…



大同心からも横岳山頂を目指して登山者がやって来る。



さあ、硫黄岳へ行ってランチだ。



硫黄岳山荘周辺の砂礫地にはコマクサが咲き始めている。



硫黄岳山頂で冷たいビールを飲みながらのんびり昼食を楽しむ。


硫黄岳

お目当てのウルップソウに遭えたし、他の花も堪能した。
午後からの雷雨が心配だから、早々に下山しよう。
1時30分頃、車に乗って帰路に着いていると、雨が振りだした。
やはり早く降りてきてよかった。