赤兎山 2008年6月18日(水)/晴れ
1628.7m/赤兎平の花
登山口(7:30)---小原峠(8:00)---山頂(8:40)---赤兎平---山頂(10:20)---登山口(11:15)


ツマトリソウ

梅雨の時期なのに、この1週間雨が降らず、カラカラ天気が続く。
そろそろ潤いがほしいところだ。
カラカラの登山道を歩くのはいやなので、
今日は沢沿いの道を歩こう。

小原林道のゲートで300円払おうとすると、
管理人のおじさんが「あら」と声を上げて、
お金を受け取ろうとしない。
何度も小原林道を利用するものだから、
おじさんがお金を受け取ろうとしないのだ。
なんとかお金を受け取ってもらって、ゲートを通過。
林道の整備が始まっており、
いつもより快適に車を走らせ、駐車場に到着。

登山口には3人の女性、そのうちの一人から声がかかる。
女性には縁がない僕なので、ドキッ。
先月、鳴谷山で会ったという、
それ以外にも山で何度か顔を合わせているのだそうだ。
花の名前と人間の顔を覚えるのは苦手、
特に女性の顔はまともに見られないので、中々覚えられない。
どうか物覚えの悪いアホな僕を許してください。


オオバミゾホオズキ

沢沿いの道はひんやりとして気持ちがいい。
沢の水でのどを潤しながら行く。



小原峠で白山がよく見えたら大長山へ、
あまりよく見えなかったら赤兎山に花を見に行くことにしていた。
白山は見えることは見えるのだが、霞んでいるため赤兎山を目指す。
ブナ林を過ぎると、登山道はカラカラ、歩くと土埃が立つほど。



大舟分岐から山頂にかけてゴゼンタチバナが咲く。



イワナシが実をつけている。
一つもいで齧ってみる、酸っぱ。



山頂は霧に覆われる。
霧の立つ草原はニッコウキスゲにとって最適な環境だ。



ニッコウキスゲは山頂の斜面にまだ数本咲くのみ。
花芽をつけたものが結構多いので、来週あたりから次々と開花しそうだ。



登山道脇にはツマトリソウが咲く。
今年は名前の由来となっている赤いふちどり(紅褄)のあるものが目立つ。



今日は気温が30度まで上がるそうだが、
霧の立ち込める草原は、半袖で歩くと、寒いほどだ。



ウラジロヨウラクが色づき始めている。



来週あたり見頃を迎えそう。



ウスノキ



雨が少ないせいか、モウセンゴケの生育が遅れている。



モウセンゴケ



赤池の周りにはイワイチョウが咲き始めた。



去年豊作だったコバイケイソウはほとんど花を付けていない。
花を付けたものもすべて白い花の部分だけが枯れている。
何故だろう?

花を眺めながら赤兎平の散策を十分楽しんだ後下山。
帰りの林道は工事の真っ最中で通過するのにいつもより手間取った。