大日岳・大日平2010年5月5日(水)/晴れ
称名道路ゲート(4:50)---称名滝登山口(5:40)---牛ノ首(7:15)---大日平末端(7:50)---大日岳(10:10)(10:30)---牛ノ首(12:00)---称名滝登山口(13:15)---称名道路ゲート(14:00)


大日平と大日岳

3日、4日は快晴なのに、
父や母のデイサービスの日に当たり、山に行けない。
でも、なんとなんと5日も晴れマーク。
さて、どこに行こうかと思い悩む。
ふと思い浮かんだのが、
先日早乙女岳山頂から眺めた大日岳。
称名滝からなら、速攻で行けそう。

夜明けとともに登り始めるため、今日も深夜に家を出る。
称名滝まで後3kmほどのところで、
ゲ、ゲートが、称名道路のゲートが、閉まっている。
知らなかった。称名道路の通行時間は7時からだ。
う〜ん、7時まで待つのはいやだ。
3km、歩くぞ。



スキーを担ぎ、兼用靴を肩にかける。
重〜い。
去年までは兼用靴で歩いていたのだが、今年からはウォーキングシューズ。
足は軽くなったが、肩に約3.5kgの兼用靴の重みがずしり。
称名滝の登山口でウォーキングシューズから兼用靴に履き替える。
重みからいくぶん解放されたが、
何度もスキーが木の枝にひっかり、称名坂の登りは四苦八苦。



雪渓を登れば、牛ノ首。
結構急な登りだが、今日は気温が高いため、
雪が緩み、アイゼン必要なし。



牛ノ首から雪のないヤセ尾根を歩き、
途中で小さな谷に下り、シール歩行。
一気に荷が軽くなり、スキー登行のありがたみを実感。



谷から大日平に上がると、うわー、素晴らしい眺めだ。
前方の山は天狗山。



右に目を移すと、薬師岳。



さらに右に目を移すと、鍬崎山。



あっちに、目をやり、こっちに目をやりしながら
広い大日平を歩く。
朝日を浴び、ポカポカ暖かく気持ちがいい。
夢心地で歩いているうちに
いつの間にか大日岳の正面にまでやって来た。



大日岳に向かいながら、
さて、右から登ろうか、左から登ろうか、と思案。
傾斜は右の方が緩そう、いや左の方が緩いかな?



下から見上げると、右も左もそんなに変わらない。
結局、前日のツボ足のトレースに導かれ左俣へ。
シールがよく効き、快調。



高度を上げると、弥陀ヶ原が一望。



上部はスキー向きの素晴らしい斜面だ。
早く滑りたいなあ。



着いた、着いた、やっと山頂に着いた。


剣岳と奥大日岳

山頂は360度のパノラマ。
しばらく展望を楽しむ。



毛勝三山と赤谷山



立山方面と眼下に大日小屋



さあ、お楽しみの滑降だ。
帰りは右俣を滑る。



先日の金山沢では悪雪で物足りない思いが残った。
今日はザラメで快適、快適!あっという間に大日平へ。
余韻に浸りながら大日平を横断していたら、
左に行き過ぎ、登りと違う谷に2度も下りてしまった。
そのたびに登り返し。ふ〜、疲れた。



称名坂の下りでアクシデント。
歩きにくい兼用靴で急坂を歩いていると、バキッという音。
兼用靴のバックルが壊れてしまった。
直るかな?
ま、いいか。怪我がなかったのが不幸中の幸い。
さあ、あと3km頑張って歩こう。