白山御来光登山2011年7月16日(土)/快晴
市ノ瀬(0:10)---別当出合(1:20)---室堂(3:45)---大汝峰(4:45)(5:15)---四塚山(6:05)(6:45)---七倉の辻(6:55)(7:05)---釈迦岳前峰(8:50)(9:10)---市ノ瀬(10:40)


御来光

真夜中に家を出たのは
満月の夜は血が騒ぐ…という訳ではなく、
ただ単に部屋に昼の余熱が残り、
蒸し風呂状態で眠れなかったという次第。

暑さを忘れるには、
夜中に登る御来光登山が一番。
御来光登山なら
別当出合から御前峰ピストンでもいいのだが、
それではもったいない。
どうせなら大汝峰で御来光を拝し、
帰りは花の釈迦新道を歩き市ノ瀬に戻ろう。



市ノ瀬に車を止めて、1時間ほど仮眠。
12時10分に車道を歩き別当出合に向かう。
満月でヘッドランプがいらないほど明るい。



ひ〜、久しぶりのオールナイト登山なので体が重い。
今日の日の出の時刻は4時45分頃。
間に合うかな?



まん丸お月様を見てコバイケイソウが踊りだした。



室堂に着くと、
宿泊者たちが御来光を見るために
御前峰に登り始めている。



山頂に着いたときはガスに覆われ寒い。
御来光は無理かなと思っていると、ガスが切れだした。
でも御前峰はまだガスの中。



しばらく待つと日が昇り始めた。
バンザ〜イ、バンザ〜イ!
でもお隣、御前峰からはバンザイの声が聞こえない。
まだガスで御来光が見えないのだろう。



周辺が赤く染まりだす。



日が昇り始めて
5分ぐらい経ってやっと御前峰からバンザイの声。
ガスが切れ始め、御来光が見えだしたようだ。



その後どんどんガスが切れだす。



大好きなイワツメクサ



イワギキョウ



空が真っ青、
さっきまでのガスは一体どこに行ったんだ。



時間はたっぷりある。
四塚山のお花畑にでも寄っていくか。



手前は火の御子峰、後方は中宮道のある稜線



御手水鉢



クルマユリ



オタカラコウ



七倉山のコバイケイソウの群落が素晴らしい。



七倉の辻から大汝峰を振り返る。



四塚山ではチングルマが咲き始めている。
株数がかなり多いので、
全株が咲いたら壮観だろうな。



四塚山のコバイケイソウも中々のもの。



シナノキンバイとハクサンイチゲが最後の賑わい。



七倉の辻に戻ると単独の登山者が休憩中。
しばらくお話をした後、長〜い長〜い釈迦新道を下り始める。
釈迦新道上部ではたくさんのハクサンシャクナゲが咲き誇っている。



ミネウスユキソウ



今年はニッコウキスゲが豊作、
釈迦新道でもニッコウキスゲが満開を迎えている。



オオサクラソウがまだ咲いている。



花咲き乱れる釈迦新道、
早朝の下りは涼しく清々しい。



釈迦岳前峰でのんびりブランチ。
長い釈迦新道、本日出会った登山者は4名。
9時を過ぎ暑くなってきた。
今頃多くの登山者が汗を掻き掻き砂防新道を登っているのだろう。



あ〜あ、下界は暑そう。
いやだな〜、戻りたくないよ〜。