針ノ木岳・大雪渓2010年5月22日(土)/晴れ
扇沢(5:10)---大沢小屋(5:55)---マヤクボ沢出合(7:00)---稜線(8:40)---針ノ木岳(9:00)(9:30)---マヤクボ沢出合(9:40)---扇沢(10:25)


針ノ木雪渓

我が家から扇沢まで
高山経由だと249km、糸魚川経由だと313km。
どちら経由で行っても遠い。
深夜は道路が空いているので、往きは高山経由で行くことにする。
12時50分に家を出発、4時間弱で扇沢駅着。



今日は明るいうちに帰ると言ってきたので、
速攻で行かなければならない。
遅くとも12時までに下りて来たい。



林道から雪渓に入り、
堰堤を二つ越えたところでシール歩行開始。
右岸から左岸に移り、
一旦谷を離れ大沢小屋の方に向かう。



大沢小屋を過ぎたところで…



再度、雪渓に下りる。
雪は締まって歩きやすいが、
デブリや縦溝で帰りの滑走は苦労しそう。



二俣が見えてきた。
あのあたりがマヤクボ沢出合かな?



左へ行けば針ノ木峠。



右がマヤクボ沢。
あっ、山頂が見える。
このままマヤクボ沢を詰め、
山頂左側の稜線鞍部を目指そう。



マヤクボカール途中で安全のためクトーを装着。
山頂直下のあの岩と岩の間を滑るのか。
結構急だぞ。
左の稜線鞍部から滑った方が無難かな。



稜線到着。
雪渓を見下ろすと、たくさんの人が登ってきている。
稜線からツボ足で急斜面を登り肩へ。



肩にスキーをデポし、10mほど先の山頂に。
振り返ると蓮華岳が目の前。
山頂でしばらく錚々たる山々の展望を楽しむ。



野口五郎岳を始めとする裏銀座の山々。



立山連峰と剣岳。眼下に黒部湖。



爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳・・・白馬へと続く稜線。



さあ、肩に戻り滑降の準備だ。
せっかく来たのだからと、
山頂直下の肩からびびりながらエントリー。
岩の間は最大斜度45度だそうだが、それも一瞬。
雪質がザラメなので、
へたっぴースキーヤーでも、なんとか滑落せずに滑れた。
気持ちよかった〜。



やや傾斜が落ちると、快適、快適!



辛そうに登るスキーヤーを尻目に
気持ちよくマヤクボ沢出合まで滑る。



でも、快適なのはマヤクボ沢出合まで。



この後はデブりや縦溝でガタガタ斜面。
なるべく凸凹を避けるため、
前日のスキー滑走トレースを辿りながら滑る。



扇沢駅に戻ると、10時30分。
安全運転でゆっくり帰っても、十分明るいうちに家に戻れる。
帰りは、高山経由は混みそうなので、糸魚川経由で戻ろう。
さて、お土産に何を買って帰ろうか。

GPS軌跡

下山ルート