十石山・金山岩2524.8m・2532m/2010年10月16日(土)/快晴
白骨温泉駐車場(5:40)---十石山(8:40)(8:45)---金山岩(9:35)(9:45)---十石山(10:35)(10:45)---白骨温泉駐車場(12:35)


穂高

白山で唯一未踏の妙法山〜ゴマ平間を歩こうと思い、
深夜2時10分前に外に出ると、なんと雨が降っている。
雨はすぐやんだが、
ひるがの高原に来て空を見上げると、
白山側は真っ暗、
それに反し高山側は星が瞬き
まるでおいでおいでをしているようだ。
よし、変更。
今頃白骨温泉は紅葉が見頃のはず。
その白骨温泉から十石山に登るのもいいなあ。
地図は持って来ていないけど、
山スキーで2回登っているから、
なんとかなるだろう。



登山道脇にはベニテングタケが一杯。
食べても死ぬことはないらしいけど、
幻覚症状を起こすそうだ。



あっ、このダケカンバには覚えがある。
山スキーで来た時は、いつもここで休憩していた。



シラビソとツガの中に赤いナナカマドが混じり、
目を楽しませてくれる。



やっと長〜いシラビソとツガの針葉樹林帯を抜けた。
山頂まであと少し、一気に登りたいところだけど、
ややシャリバテ気味。



アンパン食って元気回復。
避難小屋が目の前だ。



避難小屋裏手に出ると、
山頂、金山岩、四ツ岳の山並みが目の前に。
あっ、四ツ岳の右奥に見えるのは、
山スキーで何度か訪れた猫岳と大崩山だ。



三角点を通り過ぎ、
少し金山岩寄りに行き振り返ると、
わ〜、素晴らしい!
穂高を中心にアルプスの錚々たる山が一望だ。



金山岩方面に目をやると、踏み跡が続いている。
まだ下山するには早過ぎるし、行ける所まで行ってみるか。



金山岩に向かう稜線には
ガレ場などスリリングな箇所もあるけれど…、



なんと言っても厄介なのはハイマツ。
ハイマツを漕ぎ、潜り、踏み
すねが擦り傷で痛くなってきた頃…



やっと山頂に着いた。



ヤッホー!
乗鞍岳がでっか〜い。
来た甲斐があった。



乗鞍岳の展望を十分堪能したら、
さあ、またハイマツの海に漕ぎ出そう。



眼下に安房平が見える。
あそこに向かってスキーで滑ったら楽しいだろうなあ。



ひ〜、やっと戻ってきたよ。
おにぎり1つ食べたら、下山しよう。



下山前に金山岩と四ツ岳を目に焼き付けていこう。
来年こそ、山スキーであの四ツ岳から滑降したいところだが、
どうなることか。



こんなにいい天気なのに、だ〜れもいない。
雷鳥君、君だけだよ。歓迎してくれるのは。



白骨温泉が見える。
よし、あそこまで一気に下ろう。



滑る登山道に気をつけながら下りてくると、
10人ほどの集団が登ってくる。
今日は小屋締めだそうだ。
その後、草刈機の音が響く。
登山道を整備している人たちだ。
ご苦労様です。



そして、そして、なんと、なんと!
みいさんこばさんたちだ。

やー、やー、皆さんお元気で。
えーと、えーと、鑓温泉以来ですね。

今日は、みなさん避難小屋でまったりと過ごされるとか。
きっと宴会で盛り上がるのだろうな。



立派なツガの大木。
根元に「夫婦ツガ」と書いたピンクのリボンが括りつけてあった。



ふ〜、長い下りもやっと終わり。



今日の白骨温泉は観光客も少なく静か。
以前は両親とよく来たが、
もう連れてくるのは無理だろうな。
せめてお土産でも買って帰ろう。



帰りの林道で車を停めて
十石山と白骨温泉を眺める。
大好きな白骨温泉、また来るよ。

GPS軌跡