白山大汝峰 2009年5月5日(火)/晴れ
2684m/湯の谷川〜丸岡谷
市ノ瀬(4:25)---別当出合(5:35)---甚ノ助避難小屋(7:10)(7:25)---大汝峰(9:40)(10:10)---白山釈迦岳(11:20)(11:30)---市ノ瀬(14:00)


御前峰

3連休最終日、
天気下降気味で山は駄目だろうと諦めていたのだが、
前夜天気予報を確認すると、午前中晴れマークが出ているじゃないか。
よし、早起きして白山に行くぞ。

先日は、慣れないMTBを利用したので、
ひどい筋肉痛になった。
今日は白山釈迦岳経由で市ノ瀬に戻るので、
MTBを使わず歩き。



いつもより距離が長いので、甚ノ助避難小屋で休憩。
ザックを降ろそうとすると、
避難小屋前に張られたテントからどこかで聞いた声がする。
一体誰だ、とチラ見すると、なんとkyuちゃんたちだ。
kyuちゃんたちは3日間も白山を楽しんだとか。



先日のような筋肉痛にならず、快調。
室堂を右手に見て、御前峰の左肩を目指す。



雲が出てきた。
別山をバックに室堂を撮ろうと思っていたのに。



わ〜、大汝峰にも雲がかかり始めた。
2年前に夏道のある尾根をスキーで直登して恐い思いをしたので、
今日は左から登る。
これが大正解、すんなり山頂に着けた。
ところが山頂は真っ白。



シールを剥がして、
アンパンで腹ごしらえをすませ、しばらく待つが、
一向にガスが切れない。
じれてホワイトアウトの中、滑り始める。
恐くて一度止まると、バランスを崩す。
斜面に立っていると、
平衡感覚がなくなり、尻餅を着きそうになるので、
とにかくゆっくりと滑り続けることにする。
少しずつ高度を下げていくと、ガスが徐々に切れて、
前方にうっすらと白山釈迦岳が見えてきた。



ガスが完全に切れたので、
そのまま湯の谷川に滑り込んだのだが、
予定していたところより上部から滑り込んでしまったようだ。



四塚山と七倉山



湯の谷川より上部、御手水鉢の方を見上げる。



この辺まではまずまずの雪質で快適。



徐々に雪が重くなって来た。



重い、重い。湿った重い雪だ。
スキーのシュプールが数本。先行者がいるようだ。
釈迦新道のある稜線が見えてきた。
あの稜線を左に辿ったところが白山釈迦岳。



1900mまで滑ったところで、
シールを貼り、釈迦新道のある稜線にに上がる。
稜線の向こうに見えているのが白山釈迦岳。



先行者たちは稜線を辿っているが、
稜線はアップダウンがあるので、ここはトラバースの方が楽だろう。



稜線で振り返ると、
ああ、やっぱり、滑る予定だったあの大斜面を外した。
前回は手前の谷を滑り、今回は奥の斜面を滑ってしまった。
いつになったらあの大斜面を滑れるのだろう。



白山釈迦岳に着くと、先行者5人が滑り降りていくところ。
天気が怪しくなってきた。こっちも早く下りよう。
山頂から滑り出してターンしようとしたら大転倒。
かかとを固定するのを忘れていた!
疲れが脚じゃなく、頭に来ているようだ。



丸岡谷を滑り出すが、
スキーが引っかかって滑らない。
ターンしてスキーをずらそうとするが、ずれない。
去年亀裂のあったところで、
用心して横滑りでクリアしようとしたら、横滑りせず転倒。
なんだか急にスキーが下手になったようなと思いながら
ふとスキーの後部を見ると、黒いものがはみ出ている。
シールが剥がれているんだ。えっ、何でシール?
完全に疲れが頭に来ている。
シールを外すのを忘れていた。



滝が現れたので、去年と同じように右から巻く。
ところがあと少しのところで雪が繋がっておらず、
スキーを外して笹薮を漕ぐことになる。



反対側は雪が繋がっていた。ついてね〜。



1550mで谷が割れ、
水流が出てきたので、左の尾根に上がる。



尾根上は雪がところどころで切れていて、行ったり、戻ったり。
1350mあたりで登山道に出る。
さあ、早く家に帰って、冷たいビールで疲れた頭を癒そう。

GPS下り軌跡

青---滑降    赤---歩き