奥三方山1601m/2010年10月23日(土)/快晴
林道ゲート(5:35)---林道崩壊箇所(6:40)---登山口(7:15)---山頂(9:25)(9:50)---登山口(11:30)---林道崩壊箇所(11:50)---林道ゲート(12:20)


稜線上のブナ

毎年、毎年、登ろうと思いながら
いつまで経っても登らない山ってあるものだ。
奥三方山もそんな不憫な山の一つ。
今年こそはということで、
早起きして河内千丈温泉から2km奥の林道ゲートまでやってきた。
ゲートの鎖には鍵がついていないので、
外せそうだが、せっかくMTBを積んで来たので、
車から降ろし、跨り、いざ、出発。



ひ〜、久しぶりにMTBを漕いだので、
すぐ太腿がパンパン。
奥池集落跡まではなんとかMTBを漕いだが、
集落跡から先はダートなので、押すだけ。
林道崩壊箇所で自転車をデポ。
その後は朝露に濡れながら登山口まで30分ほど歩く。



登山口からはブナ林の急登。
下部のブナはまだ青々としている。
このあたりのブナはツルツルの美肌が多い。



高度を上げるに連れて
黄色く色づいたブナが見られるようになる。



やがて急登を過ぎ、
右方向にトラバースしながら高度を上げる。
この辺りから…



黄葉したブナが一気に増える。



ちょっと下って快適な稜線歩きに移る。
前方に見えるのは見越山かな?



ブナを眺めながらの稜線歩きは楽しい。



奈良岳分岐から
奥三方山に向かうと、
大笠山の山塊が目の前に迫ってくる。
大笠山山頂から右に目を移すと、
ツンと突き出た笈ヶ岳が望める。
さらにその右には
白山がゆったりと構えている。



山頂はまだかな?



右後方に目をやると、
登ってきた稜線とその後方に高三郎山が見える。
そう言えば、
高三郎山にもまだ登っていなかったなあ。



左後方には奈良岳と見越山。



山座同定しながら歩いているうちに山頂に着いた。
白山を眺めながらおにぎりを頬張る。
おなかが一杯になったら、さあ、下山だ。



木の間越しに奥三方山を眺めながら下る。



今日はだ〜れにも会わないかな、と思ったら…



カラン、カランと熊ベルの音。
単独の男性が登ってくる。
しばし立ち話。



帰りもブナ、ブナ、ブナ。
山頂から登山口までブナが途切れることがない。



急坂の下りで滑って3回も尻餅をつく。
そろそろ軽登山靴のソールを張替えなきゃ。



登山口を過ぎ、
紅葉を見上げながら林道を歩いていると、
突然左側から黒い物が飛び出す。
また、また、熊さんだ。
今年はこれでもう3回目。
今回は3、4mほど先。今まで一番近い。
熊さんは右の斜面を駆け上がっていった。



林道崩壊箇所からMTBでダートな林道を下る。
お尻と腕が痛くなったが、
予想より早く林道ゲートに着いた。