楽々新道〜中宮道 2009年10月4日(日)/快晴
北アルプスを眺めながら快適な縦走
中宮温泉(0:05)--MTB--新岩間温泉(1:00)(1:15)---小桜平(4:15)(5:00)---大汝峰分岐(7:40)---お花松原(8:05)(8:45)---シナノキ平(12:40)(12:55)---中宮温泉(14:35)


気持ちのいい朝

前夜12時10分前に中宮温泉に着く。
眠い目をこすりながら、MTBを車から下ろす。
「もう徹夜登山はこれを最後にしよう」と
ブツブツつぶやきながら新岩間温泉に向かってMTBを漕ぐ。

今夜は十五夜、
ヘッドランプを点けないでも歩けそうなほど明るい。
中秋の名月を眺めながら山登りなんて風流じゃん。
一人悦に入っていたら、
昨日の雨でぬかるんだ登山道で足を取られて、すってんころり。
お尻が冷た〜い。

今日は見返坂で
日の出と紅葉の両方楽しもうと出かけてきたが、
早く着き過ぎそうなので、
時間調整のため小桜平避難小屋でたっぷり休憩。



まだ暗い5時に避難小屋を出る。
いくら名月の夜でも、
この明るさでは紅葉の色まで分からない。

東の空が明るみ始め、
北アルプスの稜線がくっきり浮かび上がる。
トレビア〜ン!



去年綺麗だった見返坂の紅葉は、
う〜ん、最悪、無惨、悲し〜い。

仕方がない。
もう一つの楽しみ、日の出をしっかり鑑賞しよう。
乗鞍岳の真上から日が昇る。
思わず、バンザ〜イ!



赤く染まる登山道。
なんだか全山紅葉しているみたいだ。


七倉山、左後方に大汝峰

清涼な朝。
これだから早朝登山はやめられない。



七倉山から来た道を振り返る。



大汝峰山頂には寄らず、巻道を行く。



ふ〜っ、やっと大汝峰分岐に到着。
新岩間温泉から13.6km、中宮温泉まで18.8km。
まだ18.8kmもあるのか…。



秋晴れ!
済んだ空のおかげで御嶽山、乗鞍岳、北アルプスまで見渡せる。
眼下はお花松原。



紅葉のビューポイントお花松原。
今年の紅葉はあまり鮮やかではない。



わずかに残る雪渓と紅葉



のんびり紅葉を眺めていると、
白山常連の畑さんから声がかかる。
畑さん曰く、「今年の紅葉は白山だけがよくない」とか。
来週は他の山に行こうかなあ。



北弥陀ヶ原からは未踏。
お〜っ、いくつも峰が続くなあ。



気持ちのいい北弥陀ヶ原の湿原。
後方に聳えるのは奥三方岳と三方崩山。



北弥陀ヶ原終盤。
右に北アルプスの稜線を眺めながらのんびり歩く。
なんて贅沢なひと時だろう。



北弥陀ヶ原を過ぎて2168m峰に差し掛かる。
このあたりは仙人谷側の紅葉が綺麗だ。



地獄覗
ちょっと地獄尾根を眺めて、先へ進む。



鶯平を過ぎて2114m峰へ。
このあたりも紅葉が綺麗。ダケカンバの黄色が鮮やか。


中宮道で最も存在感のある峰、間名古の頭(2123.9m)

間名古の頭は、
残念ながら山頂に登山道が通っておらず、
石川県側を巻く。

中宮道はピークを通らないことが多い。
営林署が作業用に開設した道だからだそうだ。



三俣峠を過ぎ、2077m峰に登る。
中宮道で最も穏やかで歩いていて気持ちのいいピークだ。



シンノ谷の先に念仏尾根。
妙法山から野谷荘司山・三方岩岳まで望める。



黄葉が素晴らしいダケカンバの林の中をジグザグに下る。



ゴマ平避難小屋に到着。
あと10km。
ここで休憩の予定だったが、もう少し頑張ろう。



ブナ林に突入。
ブナの黄葉はこれから。



鞍部から滝ヶ岳に登り返す。
ここまでは昨年の秋に来ている。
岩間道のある稜線、七倉山、大汝峰、剣ヶ峰を見上げる。


シナノキ平避難小屋

おなかが空いたので、
シナノキ平避難小屋の前で休憩。
おにぎり2つあっという間におなかの中に。
休憩ついでに汗のかいた靴下を履きかえる。
この一手間が意外と効果がある。
さあ、あと5.5km、一気に行くぞ。


中宮温泉

着いた、着いた、長かった〜。
さあ、新岩間温泉で自転車を回収して早く家に帰ろう。
家では冷たいビールが待っている。
今日はたっぷり汗をかいたから、ビールがうまいだろうな。

GPS軌跡

青---MTB    赤---歩行